一般教養の講義でとても疲れました。2011年06月13日 20:48

 某大学の一般教養の講義をしてきました。
前に勤めていた教育機関では, 多数の講義をしてきたのですが,
定員40人以下の専門分野が中心でした。
今回の, 100人を超える, 一般教養は初めての体験で,
どのように講義を進めればよいのか,
1年以上ぶりの講義, ということに加えて,
話す内容を, 今仕事にしている農業と環境との関係にしたために,
概説するだけとは言え, 農業を良く知らないのに,
農業で一般的な事を講義することとなり,
ここ数日, 畑仕事をお休みさせてもらう事になってしまいました。

 一般教養の講義は, 自分が学生の時に受講して以来の経験で,
もう20年以上前の事になります。
当時は, ただ広くて大きいだけの
大講義室で, 何だかよく分からない内容に,
必至に追いつくために聞いていたことを覚えています。
結局, その時に受講していた講義(社会学)については,
未だに意味がよく分かっていないのですが(^^;。

 それはともかく, 私が講義した部屋は,
170-180人位入れそうな, 中規模の講義室でした。
PCのプレゼンテーションソフトウェアー(*1)を使っての講義は,
実はあまり慣れていません。学会発表ではよくあるのですが,
過去に講義していた時には, 板書を中心としていたのです。

 慣れない環境で, よく分かっていない内容を講義したためでしょう,
受講生には, なんだこりゃ, と思わせる講義になったようです。
講義開始60分後頃には 8割位が寝ていました(;_;), (^^;。
それでも, 恐らく, 一番疲れていたのは, 私でした。
講義の前迄, 極度の緊張状態になっていました。
講義の準備で緊張するなんて, あまり経験がなかったのですが,
現役の教員ではないので, 仕方がなかったでしょうかね。

 もう1回講義がありますが,
その準備で, また数日は畑仕事をお休みする必要がありそうです。
次回は, 元々の私の専門分野と絡めた話とする予定なので,
もしこの日記を見ている受講生がいたら,
次の講義は, 少し期待しても良いと思います(^^;。
 
(*1) プレゼンテーションソフトウェアーを,
某社の商標で呼ぶのが一般的なようですが,
大変残念に思っています。
私が学生の頃は, Lotus Freelanceが,
プレゼンテーションソフトウェアーの代名詞だったのですが...。