[富山] おわら風の盆の前夜祭に行って来ました2011年08月21日 22:52

 毎年9月1日から3日迄, 「おわら風の盆」という祭が,
富山市八尾(やつお)町で開かれます。
夜通しで, 踊る人, 奏でる人が町を歩きます。(*1)
祭なのですが, 曲は華やかというよりは, 落ち着いたものです。
哀愁があるという説明がなされることが多いようですが,
私はそのような感じでは聞かないです。
多分, ほかの地方の祭の曲と比べると, 落ち着いた曲だからでしょう。
まあ, 私は, 「ほかの地方の祭の曲」を
よく知らないのではありますが(^^;。

 富山に来る迄, この祭の存在を知りませんでした。
来てからは, 笠で顔をすっぽり覆った踊る人達が,
静かに踊る光景をテレビ画面で見るようになりました。
辞めた職場では, 所属する学生が, この「おわら風の盆」の
練習やら演奏やら踊りで「公欠」をとることを知って, 驚きました。
町の一行事のために講義を欠席することを認めるなんて,
ありえない, と。
私が地域に密着した生き方をしてこなかったから,
町の行事で公欠が認められる事が信じられなかったのでしょうね。
元々多くの人達は,
生まれ育った町の行事に参加するものなのでしょう。
私は 6年位しかその町に住むことがなかったので,
郷土愛を理解することは大変困難なことです。
だからでしょう, 古くから伝わる町の伝統を守ることにこだわることを,
私は未だによく分からないです。
多分, ずっと分かることはないのでしょうけれど。

 そんなことはどうでも良いのですが(^^;,
富山に来て17年目にして, 前夜祭ではありますが,
「おわら風の盆」を, 今日(8/21), 現場で見ることができました。
踊っている所や, 歌は, テレビや, 富山市中心街で見たことがあるので,
それをみる事に限れば, 真新しいことはありませんでした。
しかし, 八尾町の, 急な坂を登ったところで,
私の想像よりもずっと小さな音で演奏する楽器に合わせて,
町を踊っている人達を見たら, 違う印象を受けました。
テレビでは歌や演奏の音がそこそこ大きいのですが,
現場ではそれが小さいため, とても静かな踊りでした。
踊りは, 手の動かし方が細かいように思いました。
女性の手がとてもきれいだったのが印象的です。
顔が笠に隠れて見えないから余計そう思ったのかも知れません(^^;。
笠の下が金髪だった女性もいて, それはそれで驚きましたけれど。

 前に八尾町へ行った時, 井田川がえぐってできたであろう地形が
印象的でした。その夜景もとても印象的でした。
静かな踊りに, 落ち着いた歌と音楽は, なかなか良いものでした。
ただ, 我先にと歩くおばちゃん達がここにもいて,
とてもとても残念でした。
ああいうおばちゃん達は,
どうしてあのような行動がとれるのでしょうか(^^;

(*1) http://www.yatsuo.net/kazenobon/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%8F%E3%82%89%E9%A2%A8%E3%81%AE%E7%9B%86

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
次の欄にokyuu_booyaとお書き下さい。
Please enter "okyuu_booya"

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://okyuubooya.asablo.jp/blog/2011/08/21/6109908/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。