菅直人という, よく分からなかった人2011年09月06日 22:37

 菅直人という前の総理大臣は,
何を言っているのかよく分からない人です。
前は, 原子量発電を国外で推進する立場だったように
記憶しているのですが,
原子力発電が危険という認識に,
福島の事故の後になって, やっと至ったということのようです。(*1)
これについては, 未だ原子力発電所を動かそうとしている
北海道や佐賀,
そして安全な原子力発電所の存在を信じ,
これを動かしたくてうずうずしていると予想される
富山の道県知事と比べれば,
ましなような気がします。
> 「日本の技術なら大丈夫」との考えを改め,
> 原発に依存しない社会を目指そうと思った
という発言が本物なら, いくらか安心できるかもしれません。

 しかし, 彼が総理大臣の時に,
東日本の人達を避難させなかっただけでなく,
物の移動に対しても殆ど何もしてこなかったことについては,
上に書いた道県知事達と同じような気がします。

 (*1)の記事を読んで, なぜ在職中に
ここに書かれている内情を暴露しなかったのか,
経済産業省を批判するだけでなく, 懲罰する, 解体する,
ということができなかったのか, とても悔やまれます。

 現野田内閣から,
原子力発電所廃炉を発言する閣僚が出てきたのは,
原子力発電所廃止を目指すという意味で大変良いことと思います。
しかし, 原子力発電所推進の官僚が未だにいることと,
閣僚が官僚を制禦できない現実も伝えているということで,
残念な情報でもあります。

 話がそれますが,
北海道, 佐賀(そして富山)道県知事と同程度に残念な存在なのは,
外務省や, 毎日新聞(*2), 読売新聞(*3)でしょう。
 田中真紀子氏が衆議院外務委員長内定の情報に対して,
> 驚愕(きょうがく)の人事だ。外交を進めなくてはいけない時期に,
> そういう人事をする民主党の感覚がわからない
と発言する外務省幹部の発言からは,
未だに外務省官僚が主導権を握って当然
という考えがあることを示しているのに,
この記事を掲載している毎日と読売の両新聞は,
それについて何も書いていないのですから。

(*1) http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011090690070913.html
(*2) http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110906ddm002010068000c.html
(*3) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110906-OYT1T00228.htm