[富山] [自然栽培] 農業を目指す人対象の実践塾に参加しました。2012年04月03日 17:47

 昨年(2011年)の今頃は, 富山市某所の畑へ通っていました。
野菜栽培の百姓になるためだったのですが,
昨年5月頃から, 当初の計画を大きく外れ,
そのまま働いても実質無収入となることが分かって,
百姓になることをひとまず辞めることにしました。
そして, 百姓として自活するのは, とても大変と思い知らされました。
しかし, 炎天下の農作業で体調を崩した以外は,
農作業を嫌いになったわけではなく,
百姓になるのが急過ぎたと反省しています。
そして, アルバイトをしながら農業を学ぼう, というように,
考えを改めたのが, やっと, 今年の2月頃でした。

 そんな時に, 「とやま楽農学園」という組織(*1)の存在を,
相棒のとりほが教えてくれました。
正式名称は, 富山市営農サポートセンターです。
昨年は 就農の情報のみを見てきたため,
農業を学ぶという観点からの情報収集はしておりませんでした。
野菜, 果樹, 花卉(かき), 水稲の4講座が開講されています。
2年間の講座(水稲は1年)で, 約1万円の受講料なので,
貯金が無くなりそうな私でも, 払えます(^^;。
アルバイトをしながら農業を学ぼうという私には,
丁度都合がよい講座です。
更に, 私は, 木村秋則氏が提唱されている,
無農薬, 無施肥の自然栽培という方法, 考え方に共鳴し,
これをやりたいと思っておりますが,
募集されていた講座は, 自然栽培ではない物の,
有機栽培を目指そうということのようなので,
さあ農薬を撒きましょう, さあ肥料をたっぷり与えましょう,
という世界ではなさそうなので,
肥料についての話は, 通常農業を学ぶと考えることにし,
受講を申し込んだところ, 受講許可がおりました。
情報を伝えてくれたとりほに感謝です。

 今日は, その講座の初日でした。
とんでもなく強い風が吹き荒れる中(*2)での講義でした。
事前に受け取っていた予定によれば,
今日は畑での作業もする筈だったのですが,
この強風では無理と判断されたのでしょう(^^;。
講義は, この時期にやることということで,
夏野菜栽培のための準備することや, 心がけなどを教わりました。
前々から気になっていた馬鈴薯の栽培について,
どうやら今年は寒い日々が続いて, 晴れの日が少なかったために,
馬鈴薯の種芋を埋めていない農家が多いという話があり,
そうか, 未だ埋めなくても間に合うのか, とほっとしました。
じめじめした土に種芋を埋めても,
うまく育ちません, ということでした。
また, 売られている野菜の苗を畝に定植するのは,
5月連休では未だ気温が低いので,
更に1週間後頃が良い, という話もされていました。
地元富山での適当な栽培時期について学べたのが,
大きな収穫でした。
天気予報を見ると, 来週8日(日)以降は, 雨がなく,
最低気温が4℃以上になるようなので,
ようやく畝を粗く耕せそうです。

 今月は1回だけですが,
今後は月に2度程講義と実践があります。
2年かけて野菜栽培を学んでいくことになります。
その間は, 生活が維持できる程度で,
アルバイト生活が続くことになりそうです。

(*1) http://esc-toyama.net/index.html
(*2) http://www2.knb.ne.jp/news/20120403_31914.htm
http://webun.jp/news/A100/knpnews/20120403/56976