[富山] 交通安全運動ではなくて, 運転免許証(再)交付条件を厳しくしてはどうでしょうか。2012年04月12日 22:34

 春の全国交通安全週間(*1)ということで,
関係する人達が活動をしています。その活動の1つが,
(*2)のURIで紹介されています。
それによれば,
> 富山市では, 交通量の多い道路沿いに,
> 交通安全協会の人たちなどが出て,
> 通勤や通学途中の人たちなどに事故防止を呼びかけました。
とあります。交通安全協会(*3)というのは,
警察と違って, 法律違反者を捕まえることができない組織です。
その仕事は, 次の通りだそうです。(*4)
> 警察等の関係機関や各種交通安全活動団体と連携を取りながら,
> 交通事故防止に関する交通安全の広報活動を行っています。
>
> * テレビ・ラジオ及び新聞による各種運動の広報
> * 街頭でのチラシやパンフレットの配布
> * 広報誌「交通安全とやま」の発行
> * 交通安全ビデオ・DVDの無料貸し出し
> * 反射材の普及活動

 どれも, 車の運転手が関わる問題ですので,
運転免許証を交付した警察(公安委員会)がすべき仕事でしょう。
自分たちが免許証を交付しておきながら,
その後のことを他の組織に任せているのだとしたら,
警察(公安委員会)は, とても酷い組織と言えるでしょう。

 それにしても, 上の広報活動が,
どれだけ交通安全の向上に貢献しているのでしょうか。
私は, 無意味だと思っております。

 ちなみに今日は,
> 交通安全協会などのボランティアや警察官など
> 200人あまりが並び,
> のぼり旗や横断幕を掲げ,
> ドライバーにはスピードを落とすことや
> 運転中に携帯電話を使用しないこと,
> 自転車に乗った人や歩行者には,
> 信号を守って道路を横断することなどを呼びかけました。
とあります。呼びかけて指導し, 現行犯は逮捕してくれたでしょうが,
問題は, そのような活動が終わった後でしょう。
本気で交通安全を目指すのであれば,
特定期間のみこのようなことをするのではなく,
常にやる必要があります。
それがやれないのなら,
免許証(再)交付の条件を厳しくすることと, 私は思います。

 交通安全協会の人は, 次のように語ったとのことです。
> いまだに信号を守らなかったり,
> 携帯電話を使うドライバーを多く見かける。
> しっかりとマナーを守ってもらえるよう,
> この地区から交通事故防止を広く呼びかけていきたい
この方はまじめな方なのだと思うのですが,
だったらなおさら, 交通事故防止を広く呼びかけるだけでは,
信号を守らない人がいる現実は変わっていないことを反省し,
実効的な対応をすることを望みます。
そして, 交通安全協会は, 単なる広報機関であり,
結局は警察が動かなければ,
交通安全な状態にならないという認識に至り,
警察に, もっと本来の仕事をするよう働きかけて欲しいと願います。

(*1) http://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/h24_haru/yoko.html
(*2) http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064358922.html
(*3) http://safety-toyama.or.jp/index.html
(*4) http://safety-toyama.or.jp/activity/index.html

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