[富山] 高等専門学校と高等学校は, 全然違いますよ >> チューリップテレビ殿2013年09月04日 23:29

 チューリップテレビのネット配信記事[1]によれば,
> 異なる大学や短大, 高等専門学校などが共通の授業をおこない,
> お互いに単位を認定する新たな講座,
> 『とやま地域学』が4日開講し,
> 学生が富山の自然や文化を学ぶ集中講義に臨んでいます。
なのだそうです。

 単位互換というのは, 大学院だと良く聞きますが,
高等教育機関として, 短期大学, 高等専門学校が入るのは,
時代の流れと言うことなのでしょうか?
地域の研究をされている機関が,
ばらばらよりも, まとまって成果を出すのは, 悪くないように思います。
ただ, 地域の研究が,
高等教育機関に適当な題材なのか,
という問題があるようには思います。

> 初日の4日は富山の自然をテーマに
> 4人の講師が招かれ,
> 立山カルデラ砂防博物館の
> 飯田肇(いいだ・はじめ)学芸課長が,
> 日本で唯一の氷河が現存する立山について,
> 普段は見ることのできない映像をまじえて講義するなどしました。
ということで, なかなか面白そうです。
でも, 講義を聴くだけで単位になるのは,
やっぱり大学院からが適当なような気がします。
学部やそれ以下(高等専門学校)の学生には,
基礎学力の充実によって単位を取得すべきと思いますので。

 それにしても, チューリップテレビは,
折角この記事を紹介されたのに,
> これは今年4月に,
> 県内の国公立大学や私立大学,
> さらに高専高校など7つの高等教育機関が(以下略)
と, 「高専高校」なる, 意味不明な学校をつくってしまいました(^^;。
高等専門学校は高等教育機関,
高等学校は中等教育機関です。
両者は, 全然違います, 少なくとも表向きは。
チューリップテレビには,
「高等教育機関」の定義を勉強して欲しい物です。

[1] http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20130904164106

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