[富山] おわら風の盆を見せ物とする? 月見のおわら2013年09月29日 20:55

 今年('13年)5月に, 郊外から街中に移ったので,
街中に多数の観光バスが来ると, その存在に気付きやすいです。
アルバイトへ行く前, 観光バスが多数中心街に来ていました。
??今日は何かあったっけ?

 相棒のとりほによれば, クラブツーリズムという,
近畿日本ツーリスト系の会社主催する,
「月見のおわら」という行事があるとのことでした。[1]
おわら風の盆は, [2]の説明にあるように,
観光客に見せる物ではないようです。
観光客が多数やって来て, 観光客の苦情が多く,
なので, 観光会社が見せ物としてのおわら風の盆を企画した,
という理解でよいのでしょう。

 前々から思っているのですが,
観光客が文句を言う, というのは, 一体どういう意味なのでしょうか?
地元の催し物を見に来ている人が,
よく見えないと苦情を言うことが, 私には全く理解できません。
観光客の中には, おわら風の盆が見せ物ではない,
という事が理解できない, ということなのでしょうか。

 観光する人は, 知らない地へ行って,
今まで知らなかったことを見聞きし, 食べ飲みし,
あるいはゆっくり休むなりして, 目的を達成できるのだと思います。
自分の目当てが十分見られなかった, 聞けなかったというのは,
最初から見せ物を見る態度です。
地元の催し物であり, 劇場ではないのですから,
仮にその人が住んでいる町内会の行事が何らかの事情で
多くの人の興味を引くことになり, 観光客がやってきて,
観光客が, その行事を楽しめない, と言われたら,
どう思われるのでしょうか?
そのような方は,
最初からそのような客がやって来ることを想定している,
「歓楽街」[3]へ行かれる方が良いのではないでしょうか?

 「月見のおわら」という企画は, [1]によれば,
八尾(やつお)の方々を「貸し切り」ということなので,
観光客のための見せ物に徹した「お祭り」になっているようです。
八尾の方々がどのような思いで「貸し切」られているのかは
私には分かりませんが,
おわら風の盆の形を知って欲しいと思う方と,
形を見たいと思う方の思いが一致しての行事なのでしょう。
それはそれで良いことなのかも知れません。
ただ, 私なら,
見せ物としてのそのような物を見たいとは思っておりませんので,
参加することはないかなあ, ということになります。

 まあ, 私には, 踊ることで何かを訴えるということが,
一体何なのかが分からないので,
おわら風の盆に限らず,
踊りを見たり参加したりすることは, 基本的にはないです。
意味が分からないことをやることを否定しているつもりは
ないのですが, (普段やっていることが, 意味がないことかも(^^;)
自分の体から積極的に踊ろう,
と思ったことが1度もないので, 仕方がないです。

[1] http://www.club-t.com/special/japan/owara/index5.htm
[2] http://www.yatsuo.net/kazenobon/yatsuo/index.html
[3] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%93%E6%A5%BD%E8%A1%97

[富山] 四大公害病語り部伝承会於県立イタイイタイ病資料館2013年09月29日 21:26

 表題の「語り部伝承会」が,
昨日('13年9月28日), 富山市内であったとのことです。[1]
四大公害病とは, 水俣病, 第二水俣病, イタイイタイ病,
四日市喘息のことですが,
原因物質は, 水銀, カドミウム, 硫黄酸化物と窒素酸化物,
と分かっています。企業活動が環境汚染を引き起こし,
人間にまで汚染物質が移って, 人体を苦しめています。

 体に違和感を覚えた被害者の方々は, 大変だったと想像します。
そして, 痛いことを訴え, 原因企業に対応を迫ったら,
その人達を非難する人に責められる, という,
企業と近隣の人達の両方から酷い仕打ちを受けている状況です。
痛い人, 苦しんでいる人と助け合って生きるのが
人生だと思っているのですが,
痛い人, 苦しんでいる人を非難する人というのは,
どのような人達なのでしょう?
企業の責任が追及されるのは当然ですが,
このような言動をした, 近隣の人達の責任は,
追求されずにいるように思います。
そのような「近隣の人達」が,
有害物質・環境汚染物質を垂れ流した企業を
放置していたのかも知れません。

 四大公害病は現在進行形の病ですが, 今の日本では,
これらよりも広い範囲で起こり, かつ状況がだんだんと悪化している,
放射能汚染の問題があります。
放射能の被害はない,
更には, この期に及んで,
原子力発電所は必要, としている政府, 官僚, 自由民主党,
そしてそれらを支持している人達は,
公害病で苦しんでいる人達にやっている事と同じ事をしている,
と私は考えます。
上述の「近隣の人達」として生きるのではなく,
痛い人, 苦しんでいる人と助け合って生きる方向へ向かいませんか?
私は, 助け合って生きる方向を目指します。

[1] http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130929-00001968-kitanihon-l16
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=1048
http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3064221471.html?t=1380457504092
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=fc5d9b11c4b9ceb8056f5f778945df7f