理系研究職を辞めた立場ですが, この発言は???です。2014年04月05日 20:41

 博士課程を修了して, 高等教育機関に勤めていて,
心身不調で辞めた私は,
その教育機関が合わなかったこともありますが,
本来なら, そのような環境でも研究を続けられるのが
「プロ」の研究者でしょうから, 私は研究の能力に欠けた奴,
という事になろうかと反省しています。
そのような私の意見ですから, 意味がない発言かもしれませんが,
よく読ませてもらっている日刊ゲンダイ[1]で,

> 論文のイロハを知らない理系研究者

という題の記事[2]があったので, 気になって読みました。
その感想を書きます。

 その記事は, 理化学研究所の某氏が,
論文の書き方のイロハを知らない,
ということ(多分, それはその通りと私は思っております)から,

> 実験にのめり込んでいる理系の研究者の多くは,
> 論文を書く機会が極めて少ない。
> そこが文系の研究者と違うところだ。

と書いているのです。
実験にのめり込んでいるのは,
多くの理系研究者の仕事の前半部分なので
当然ですが, 仕事の後半部分である,
> 論文を書くことが極めて少ない,
というのは, 何が根拠なのでしょうか?
論文を書かないと研究者になれないことを
徹底的にたたき込まれるのが大学院であって,
博士課程を修了して博士号を得るためには,
学術論文が査読付き論文誌に掲載されることが必要です。
文系も恐らくそうだと思われます。
[2]の文章を書いた人は, 高橋乗宣氏という方で,
wikipediaでも紹介されている方[3]なので,
ご専門である経済学では, 良く知られた方なのだと思われます。
申し訳ありません, 私は全く知りませんでした。
当然, 博士号をお持ちと思っていたら,
研究者research mapを見たら,
あれれ, 文学修士(東京教育大学)ということでそうです。[4]
理系だと, 博士号がないと,
研究職に就く資格がないとも言える状況の筈なので,
氏が博士号を得られていないのはとても不思議に思えます。

 ウェブ記事なので, ご本人の原稿が
そのまま掲載されているのではないからとは思いますが,
それでも, 先程引用した,

> 実験にのめり込んでいる理系の研究者の多くは,
> 論文を書く機会が極めて少ない。

は, 大変残念な発言と思えます。
それとも, 氏のお知り合いの理系の研究者の多くが,
論文のイロハをお知りでない方々なのでしょうか?
であれば, 申し訳ないですが, 氏のお知りの研究者は,
少なくとも理系の研究者ではありません。
それは, はっきり申し上げて良いかと思います。

[1] http://gendai.net/
未だ収入が少ないので, 無料配信の記事のみ読んでいます。
いつかは購読したいと思っております。
[2] http://gendai.net/articles/view/newsx/149209/2
[3] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%A9%8B%E4%B9%97%E5%AE%A3
[4] http://researchmap.jp/read0067506/

久しぶりの英会話は, つっかえつっかえ(;_;)2014年04月05日 22:01

 某高等教育機関を辞めて4年が経ちました。
そこでは, 外国の研究者との交流があり,
電子メールだけでなく, 口頭で英語のやりとりをしていました。
その時は, 自然と会話ができていたのですが,
辞める3年前程から英語で会話をすることはなくなっていたので,
約7年, 英会話をしてこなかったことになります。
それから今まで, 英語の教育はしていたのではありますが,
文章の読解や作成のみだったので,
会話は実質ありませんでした。

 そんな私が昨日('14/04/04)に,
肥満治療で東京へ受療に行った時,
有楽町駅で有楽町線に乗ろうとして,
切符を買おうとしていたら, その後から英会話が聞こえてきました。
銀座へ行くにはどうしたらよいのか?
問うていたのは, 浅黒い肌の青年で, おしゃれなネクタイと背広。
きれいな発音だったので, インド人ではなく(失礼!!),
アメリカ人だったのでしょうか?
問われていたのは日本人だったようですが,
有楽町駅から銀座へ行くのに, 地下鉄を使う人は,
多分いないでしょう。だからでしょうか, 返答に窮していました。
と, 私は勝手に会話に入りました。
そしたら, その人はいなくなっちゃいました(^^;。
で, その背広の青年と会話。
銀座へ行きたい, どうやって切符を買うか,
ということだったのですが,
銀座はすぐ隣の地区だから,
駅を上に上がったら良い, と言いたかったのですが,
7年振りの会話だと, 滑らかに出てきません(^^;。
最後の方でやっと滑らかになって,
地上へ出るエレベーターを案内して別れました。
いやあ, 普段使わないから,
というのは理由にしてはいけないのでしょう。
地上に上がればすぐに分かるよ,
ということと, 地上に上がって, こちらの方向へ行くと良いよ,
ということを, すぐに言えなかったのです(^^;。
まあ, 既に南関東を離れて19年ですから,
地元の人でない私が有楽町を案内するのも変だったのですが,
とっさに表現できないのは, ストレスが溜まりました。

 私は化学系の専門なら会話は問題がないのですが,
日常の会話が苦手という, ちょっと変わった奴です(^^;。
日常会話って, どうやったら鍛えられるのでしょうか?
英会話学校へ行くと良いのでしょうかね?
それとも, 私が以前から理系学生に言ってきたように,
現場へ行けば良いのでしょうかね?

 地下1階から地上へ出る, って,
すぐに思いつかないのです。Go up the stairs. で良いのでしょうが,
その会話をしていたところの近くに階段はありません。
有楽町駅の地下なんて, 30年振りに来たところでしたから,
(有楽町線の終点が新富町の頃です。)
私が案内したのが間違いだったのでしょうかね(^^;。

[富山] この交通事故の見出しはおかしいと思います。http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=30592014年04月05日 22:32

 北日本放送のウェブ配信記事を読んでいたら,

> 岐阜の国道でトラック衝突 県人大けが

というものがありました。「県人」という呼び方は,
19年富山に住んでいる今でも私にはなじめない呼び方です。
放送を見ている人が全て「富山人」であることを前提としているようで,
大変不愉快に思います。そんな事を言うから,
私は「旅の人」と呼ばれるのでしょうけれど(^^;。
それはともかく, この見出しを見て,
私は, この交通事故は, 大怪我をした人はいたけれど,
死んだ人はいない, と思ったのです。
ところが記事を読むと,

> 岐阜県□□(地名)のトラック運転手,
> ○○さん(年齢)が胸を強く打って病院に運ばれましたが,
> まもなく死亡し,
> 射水市◎◎(地名)の△△さん(年齢)が
> 右腕の骨を折る大けがをしました。

とあるのです。えええ, この類の報道では,
死亡者があるときには, 死亡事故と表現するのでは??
記事の見出しにも, 字幕スーパーインポーズにも,
死亡, ではなく, 富山県人(射水市民)が大けが,
の方が大きく扱われていました。

 なんだかなあ, という思いです。
10トントラックの正面衝突は, 大変な衝撃だったと思います。
亡くなった方の, 新しい世界での幸福をお祈りします。
怪我をされた方が速く良くなることをお祈りします。
そして, マスコミだから,
このようなことを言っても, 意味がないのは承知しておりますが,
北日本放送の報道の在り方に疑問を呈することにします。

[1] http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=3059