[富山街中] こどもの日。中央通にある小学生の絵の作品が, 子供の減少を物語っています。2014年05月05日 21:33

 今日('14/05/05)は子供の日です。
5月3日と5月5日が休日で,
5月4日は平日だった事の方が長い私は,
明日5月6日(火)が休みになる理由がよく分かっていません。
もう皆さん,十分休んだでのではないでしょうか。

 主人公である子供の数ですが,
富山テレビ配信ウェブ記事[1]によれば,

> 富山県の子どもの数は13万5000人で,
> 県の人口に占める子どもの割合では12.6%と
> 前年に比べ0.1ポイント低下した。
> これは全国平均の12.9%を下回り,
> 子どもの割合では,
> 都道府県別では34番目に少ない県となっている。

のだそうです。34番目に少ない, という表現がわかりにくいですが,
100人に13人が子供, 87人が大人,
ということで, 大人の方が6倍以上ということです。
子供の将来の事を決める事が多い政治を,
あと30年もすれば亡くなってしまう年輩達の投票によって,
自由民主党や公明党といった,
日本を壊し続ける政党が政権を担っている状況は,
子供達の目からは, どう映っているでしょうか。
原子力発電所を推進するような,
間違いなく人間として間違っている組織に投票する大人を,
不信の目で見る事でしょう。

 子供の数が減るのは, 子供には生きづらい環境だからという事が,
若い人達の中の認識としてあるからではないでしょうか。
上に書いたように, 年輩達の無責任な投票行為によって,
今の世の中は, 若い世代にとっては,
とても息苦しいものとなっているのに,
息苦しくしている当人達がそのことに全然気付いていない。
そのような生き辛い世の中なので,
自分達と同じ境遇に子供にはなってほしくない,
そんな環境で育てるのは, 育てられる子供には酷である,
という「親心」に基づいて, 子供を産まない,
という選択肢をとる若い人達が増えるとしたら, 私は納得できます。
ご年輩の無責任な行動を,
ご年配自身が自覚されるのは,
しかしながら, ほぼ絶望的と思われます。
なので, 状況が変わる事はほぼありえず,
従って, このまま子供の数は減っていくと私は思っております。

 子供はそのような状況を理解できているようです。
富山市中央通「さんぽ〜ろ」の, 以前は喫茶店があった,
「かわい」という店の跡の前に,
近くの中央小学校児童達が描いたとされる,
祖父母, 父母, 自分の世代を描いた絵が,
期間限定で飾られています。
そう, 祖父母, 父母, 自分, ということで,
子の数は減っていくのです。でも, 大人は多い。
今後の更に進む高齢少子社会を,
1枚の絵で表しております。

 前から指摘しておりますが,
中央通「さんぽ〜ろ」には,
小学生位の子供が気軽によれる店は, 殆どありません。
否, 全くありません。
駄菓子屋も, 本屋も, 楽器屋も, 小物店も,
体操服屋(?)も, 全くありません。
文房具屋は僅かに1軒ありますが,
子供向けではないです。
子供が近寄るのを阻んでいるようにさえ感じられます。
中央通「さんぽ〜ろ」が, 子供の立ち寄りはお断りする方針なら,
仕方がないですが, そんなことはないような気もします。
?? そうなんですかねえ??

 ますます高齢者の街になってきている中央通です。
だったら, 単身向け食材を売り始めている,
コンビニエンス店くらいあっても良さそうですが,
アーケードの中にはないんですよね...。
一体どこを目指しているのでしょうか, 中央通は??

 閑話休題。子供の数が減っているのは,
機械が人の労働力を必要としなくしているのですから,
ある意味, 当然のことでしょう。
一旦, 減るところまで減ったら,
年輩の考えが変わるかも知れませんね。
その時にどう行動するかが重要かも知れません。
その頃には, 私も「年輩」になっているでしょうが(^^;。

[1] http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=2b85daacac6f64e4ff13acd29b3e5159