[富山街中] フォルツァ総曲輪ライブホール初体験, 映画「変身」と「チェルノブイリ28年目のこどもたち」を見ました。2014年09月27日 20:27

 私は, 元々映画を見ることがあまりなかったこともあって,
映画館で映画を見たのは10年振り位なのは,
私にとっては, そんなものかなあ, という状況です。
前に見たのは, 相棒と, 結婚する前に,
なので, 15年以上前に, 富山街中中央通「さんぽ〜ろ」にあった,
ニュースカラ座という映画館で, スターウォーズの6話を見に行った筈。
それ以降, 映画館には行ったことがないです。
ちなみに今は, ニュースカラ座があったところが,
寄席演劇場「てるてる亭」[1]になっています。

 今日('14/09/27)は, 富山市総曲輪通りにある,
フォルツァ総曲輪で,映画を見ました。
ここには映画館があります。元々は松竹の映画館だったそうです。
で, 行ったのは映画館ではなく(^^;,
ライブホールの方です。
シネ・ラ・セット21[2]という団体が主催した,
『変身―Metamorphosis』
『チェルノブイリ28年目の子どもたち』
上映会をやっていたので, 見に行ったのでした。
私は最初は映画館での上映かと思っていたのですが, 違うんですね。
久しぶりの映画館での映画鑑賞のつもりだったので,
上の文を書いたのですが(^^;。

 「変身」は, 堀潤氏が監督した映画で, 映画冒頭が,
Franz KAFKA氏の小説「変身」にあった言葉のような気がしたので,
この小説の題に関連づけられて名付けられたのでしょう。
内容は, この映画紹介のウェブサイト[3]に任せます。
米合州国は酷い国だとよく分かりますが,
日本は, その酷い国よりも酷いことを感じることができます。
米合州国では, どのような人の経済的援助があるのかわかりませんが,
Santa Susanaの野外実験所における被曝事故[4]や,
Three Mile Islnadの原子力発電所事故[5]について,
被曝の実態調査や観察を継続しているようです。
[4]については, 長い間情報が隠されていたと言うことで,
福島の原子力発電所爆発事故と似ています。
福島は今尚発電所が開放されているので,
最悪の事態が続いているのですが。

 米合州国の, 環境保護庁(EPA)の,
被曝実態報告についての住民との会合における発言は, 酷い物です。
日本の官僚や東京電力, カルト統一協会自由民主党と同等で,
EPAの人達は, ただ汚染状況の分析と解析をしているだけで,
被爆地に住む人が何に注意し,
なにがこれから起こるのかについての質問は,
別の担当に聞く問題である, という回答をしていて,
人殺し, 地球環境破壊者って,
似たような無責任な人になるのだなあと, 理解しました。
それでも, EPAは, 日本の環境省やら福島県のように,
被曝の実情を指摘する声を「風評」と言っていることと比べれば,
ずっとましなのではありますが。

 この映画は, 2013年の大飯原子力発電所再稼働の頃の製作なので,
終わりは, 再稼働してしまった日本の状況を描いて終わっています。
少なくとも今('14/09/27)の日本では,
商業用原子力発電所は停まっているのですが,
どの電力会社も再稼働したい悪魔なので,
この映画が訴えたいことは, 今尚有効と言えるでしょう。

 というよりも, あの原子力発電所爆発事故を,
どうして過去の物, 解決済みのものとして考えられるのかが,
私には理解できません。チェルノブイリの事故と違って,
未だに事故後の発電所が開放中で,
つまり, 放射性物質が今尚拡散されているのですから,
チェルノブイリよりも酷いのに,
そのような感覚になる人を「放射脳」を, 理解力が足りない人として
非難する, どうしようもない人が,
官僚であり,
多くのマスコミであり,
カルト統一協会自由民主党であり,
カルト創価学会公明党であり,
震災瓦礫拡散推進の日本共産党の人達と,
それらを支持する人達です。
私は, この「変身」を見ながら,
今尚福島, 宮城, 茨城, 栃木, 群馬から逃げない人達が信じられません
(本当は, 岩手南部, 山形, 新潟の福島寄り, 長野の群馬より,
関東の都県に人が住んでいることも信じられないのですが。).
堀潤という人は, NHKのアナウンサーだった人ということで,
自然科学ではなく, 報道の専門家としてこの映画を製作されたようなので,
なので, 未だに東日本に人が残っている異常事態には
触れられていないことに, とても不満を感じました。
しかし, 米合州国の実情を見られたことは,
ありがたく感じました。
また, 破壊された発電所で作業する人の取材内容も,
ありがたく感じました。
あの, 撮影をしていた内部労働者の方は, 今もお元気なのでしょうか?
それが気になります。

 「チェルノブイリ28年目の子どもたち」は,
途中で涙が出てしまいました。
インターネットの情報から, 低線量被曝については,
いくらかは知っていたのですが, 画像を見ると, 辛すぎます。
この被爆地で生まれることを選択した子供達や,
子供達を産んだ親の気持ちは, 私には理解は困難です。
ただ, ウクライナ政府は, 財政難にもかかわらず,
被曝管理, 被爆者教育を整えようと努力されていることは感じられました。
日本では, 被爆地生産物を食べて応援, などという,
国だけでなく, 被爆地の人達さえもが, 被曝の拡散を促す状況なので,
ウクライナの方がずっとまともだと思います。
笹川良一という, 日本の右翼の親玉のように言われていた人は,
敵であるはずのソビエト連邦に寄付をしてきて,
ウクライナでも, 氏が関わった財団が支援した病院があるということが,
さらりと紹介されていました。
「戸締まり用心, 火の用心」のおじさんは,
本当は何者だったのでしょうね?
それはともかく, ウクライナは,
結果として, 低線量被曝の健康への影響を研究せざるを得なくなりました。
日本はどうでしょうか。食べて応援, 定住促進。
日本って, 全然まともではないです。狂っています。

 いろいろと思いがあったのですが,
一番感じたのは, 日本は狂っている,
政府だけでなく, 事実を知ることさえ否定的な人が多すぎる,
ある情報をどう解釈しても良いのに,
一方的な解釈以外は認めないという人が多すぎる,
ということでした。
インターネットの情報が正しければ,
被曝が怖いから, 遠方へ避難するという, 生命体として当然の思いを,
福島では否定する老齢者がいるようです。
あり得ません。そのような老齢者は,
そもそも福島に原子力発電所を造らせた張本人達です。
福島だけでなく, 地球表面を,
長い年月にわたって, 放射性物質で汚染させ始めた張本人であると
いう自覚が全くないことには, 怒りさえ覚えます。
そのような福島の住民には, 全く同情できません。
「政府が安全と言った」からと信じるのですか?
原子力発電所建造時の判断は, もう仕方ないにしても,
これだけ被害が出ているのにもかかわらず,
未だにカルト統一協会自由民主党に投票する福島県民が
大多数なのです(これについては, 富山も同じですが(;_;)。)。[6]
理解力が足りないことが,
人を殺したり, 地球環境を破壊することになってはならないはずです。

 ウクライナの惨状を見て涙が出たのでたのですが,
キリル文字の看板や, ウクライナ語(ロシア語と同じ?)で,
専門家が様々な説明をする音声を聞いた時,
ロシア出張時によく聞いたロシア語の雰囲気を思いだし,
ふと, 懐かしく思いました。
何を言っているのかはさっぱり分からないのですが,
ウクライナ語(ロシア語?)の雰囲気は, そう思わせるには十分でした。

 映画の内容は, インターネットで知っていた情報を補完してくれた以上に,
新しい知識をもたらしてくれました。感謝します。
ただ, 上映会(11時からのに出席しました)に出席していた方々は,
見たところ, 皆, 私よりもご年配でした。つまり, 50代以上。
ご年配の方々がこれらの映画を見ることに意味がないとは言いませんが,
本来はもっと若い方々, 30代以下が対象の映画だと思います。
ご年配の世代の多くは,
未だにカルト統一協会自由民主党支持者です。
そのような人達が率先して,
日本を, 地球を滅茶苦茶にしてきたことを,
自覚し, 反省しているとは, 考えにくいです。
もし, 自覚し, 反省していたら,
富山は「自由民主党王国」にはならないはずです。
そして, 今の富山県知事や富山市長を選ばないはずです。
若い方々が, ご年配の大失敗から学ばれ,
ご自身の心の声を聞いて,
多くの人達, 動植物と,
仲良く生きていける地球を目指すことを願う次第です。
大変申し訳ないですが,
多数のご年配の存在理由は, そこにしかないように思います。
今回の映画を見て, 私はそう思ったのでした。
尚, 私は, 「ご年配」とは思われたくありません(^^;。

 シネ・ラ・セット21の方々には,
今回の上映会の開催に対して, お礼申し上げます。

[1] http://www.teruteru-tei.jp/
このウェブサイトのQ&Aを見て, 「てるてる亭」の名は,
立川志の輔氏の本名「てるお」に由来することを知りました。
[2] http://www.sunforte.or.jp/group/stGrpDtl.aspx?cd=H&stcd=35
[3] http://unitedpeople.jp/henshin/about
[4] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%8A%E9%87%8E%E5%A4%96%E5%AE%9F%E9%A8%93%E6%89%80
[5] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85
[6] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%86%E8%AD%B0%E9%99%A2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E4%B8%80%E8%A6%A7
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%9C%8C%E9%81%B8%E6%8C%99%E5%8C%BA

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