[富山] 通学路の安全点検は良いことですが, この記事には疑問です。2015年06月16日 21:39

 NHK富山放送局配信ウェブ記事を読んでいたら,
次の記事が目に止まりました。[1]

> 子どもたちの交通事故を少しでも減らそうと,
> 立山町で, 警察官や町の職員らが
> 小学校の通学路を回って危険な交差点などがないか点検しました。

良いことです。とても良いことです。
しかし,

> (富山県警察)上市警察署と立山町は,
> 毎年, 町内にある8つの小学校の通学路を点検したうえで,
> 信号機や横断歩道を設置するなどの対策を進めています。
> 初日の('15/06)16日は,
> 午前7時すぎから, 立山中央小学校の通学路に,
> 警察官や町の職員, それに小学校の教頭など15人が集まり,
> 児童の親などから事故の危険性があると指摘された
> 10か所について点検しました。

とあるのです。毎年点検?
ここで疑問が湧きます。毎年点検しているのに,
危険性があると指摘された箇所が10もあるのです。
どういうことなのでしょうか?

> 警察官が学校の教頭や交通指導員に対し,
> 信号機や横断歩道がない交差点では
> 道路を渡らないよう児童たちに指導することが重要だ
> とアドバイスしていました。

 私は, 本来はこのような仕事は警察がすべき仕事だと考えていて,
警察が仕事をしないから警察の代わりにこの仕事をしている,
学校の教頭や交通指導員に指導する,
というのは, 酷いことのように解釈しております。
ここでも, 富山県警察は, 本来の仕事をしていないようです(;_;)。

> 上市警察署の交通課長は
> 「ハード面での対応は限界があるので,
> 交通指導員による見守り活動といった
> ソフト面での対応も話しあっていきたい」と話していました。

 交通指導員には, 違反車や危険運転車を取り締まれるのですか?
警察にしかないのです。富山県警察は, このことを理解しているのですか?
私は以前の住まいで, 時間限定進入禁止路で,
小学生の通学補助をしていた女性(恐らく普通の主婦の方)に対して,
罵声を浴びせて自動車の進入を試みる,
現内閣総理大臣並のどうしようもない男を見たことがあります。
その女性は, じっと我慢して, その, 現内閣総理大臣のような
どうしようもない男の罵声に耐えていました。
結局, この「現内閣総理大臣」は, 諦めて別の道へ移動したのでした。
私はこの女性の応援をすべきだったと後悔しておりますが,
それはともかく, この指導を警察がやっていたなら,
即逮捕, この「現内閣総理大臣」のようなどうしようもない人は
激減したはずです。
(それにしてもこの女性には本当に頭が下がります。)

 毎年点検しているのに, 10箇所も問題があるのは,
富山県や立山町が, 「ハード」面で対応しなかったことを,
富山県警察は言いたいように思えて,
やっぱりこの組織は, 自分達がすべき仕事を人様に任せて,
そしてその人様に「指導」するという,
「現内閣総理大臣」並の組織なのだと,
いつものように思い, 悲しくなり,
そして, 富山県警察の速やかな解体を祈らざるを得なくなったのです。

 それにしても, 危険運転はしないで下さい, 全運転者の方々。

[1] http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3065481301.html?t=1434458279536