[富山] 富山県警察による犯罪「氷見冤罪」事件の富山地方検察庁不起訴決定に対して, 市民団体が検察審査会に対して起訴要求(補足資料の提出)。2016年03月08日 22:18

 長い表題にあってしまいました。
そして, 私が主張したいことの殆どがここに書かれています。
氷見冤罪事件[1]という, 富山県警察による犯罪行為に対して,
富山地方検察庁(これも, [1]によれば,
富山県警察の犯罪行為に加担していた)は, [1]によれば,

> 取調べをした警察官などの証人尋問および処分が実施されていないなど
> 冤罪事件が発生した真実が解明されていないとして,
> 冤罪被害者は2009年5月14日に国家賠償訴訟を提訴した。
> 2015年4月に富山地裁は, 富山県警察の捜査の違法性を認め,
> (富山)県に1966万円の支払いを命じる判決を言い渡し確定した。

ということになりました。
しかし, [1]には,

> 当時の富山県警安村隆司本部長は
> 「結果においては誤認逮捕になりましたけれども,
> 当時の捜査幹部の指揮あるいは捜査員の捜査手法,
> それを一つ一つをあげつらって捜査の懈怠があった,
> あるいは, そこに捜査のミスがあったという事で
> 処分に該当するものだというふうに判断できるのか,
> どうかと言う事になると,
> 当時の捜査状況をつぶさに検証した立場からして
> (処分を)ちゅうちょせざるを得ない。」
> として富山県警は誰一人処分されなかった。

とあります。さすがは犯罪集団です。
自分達は悪いことをしていないと繰り返しているのです。
この組織がこのような行為に出なければ,
冤罪にならなかったのですから,
この組織の行動に問題があるのです。
富山県は責任を問われましたが, 1966万円を支払うだけ。
知事も警察上層も, 誰も責任を取りません。
1966万円は富山県民からの税金です。

> さらに, 長勢甚遠法務大臣(当時)が再審前の
> 2007年1月26日に冤罪被害者に対し謝罪した際,
> 冤罪被害者が述べた自白の強要については
> 違法性が無いと述べ,
> 当時の捜査員に対して処分は行わないことを決定している。
> その上, 長勢法相が感情を抑えきれずに
> 声を出して笑う場面も報じられており, 批判を集めている。

長勢甚遠(敬称不要)は, 自由民主党の議員で,
当時与党だったので法務大臣になったのですが,
その時には, 死刑執行署名をしました。
その程度の人物です。
声を出して笑うの意味が分かりませんが,
誠意を持った対応をしていたとは, 到底思えません。

 [1]には, 冤罪被害者のその後が書かれています。
助け合う立場と思われる親族が, 被害者の敵になってしまっています(;_;)。
なんだかとても悲しい事件です。

 そのような状況の中,

> えん罪を生んだ氷見市の婦女暴行事件で,
> 当時の県警の捜査員を不起訴処分とした判断に対し,
> 検察審査会に審査を申し立てている市民団体が,
> 改めて検察審査会に起訴を求めた。

という記事を見つけました。[2]
昨年(2015年)12月に,
申し立てはあったのですが, 補足書類を提出した, ということのようです。

 相手は, 恐らくは多くの日本人にとっての「敵」である,
日本国政府(検察も裁判所も)と, 富山県警察です。
大変とは思いますが,
富山県警察という, 犯罪者集団が解体されることを願う立場から,
この市民団体の方々を応援申し上げます。
しかし, 最も申し上げたいのは, 冤罪の被害者が,
今後を楽しく生きられることをお祈りしています, ということになります。

[1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E8%A6%8B%E4%BA%8B%E4%BB%B6
氷見事件, 富山事件というのが, 一般的な呼ばれ方のようです。

[2]
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=18262dc31a6ba2476bc4910a51f7dee2

福島の現状を伝えているらしい, 「女性自身」の記事2016年03月08日 23:14

 「女性自身」という雑誌があります。
私は日常的に読んだことはありません(コインランドリーでぱらぱら見た位)。
芸能人情報満載の雑誌という理解でよいのでしょうか?
そのような認識の私には意外に思ったのですが(失礼m(_._)m),
「女性自身」のサイトの紹介記事を読んで,
これが福島の現状であると, 改めて思ったので,
この記事のURIを挙げることにします。[1]と[2]
日本国政府に消されるのでしょうか?
自由民主党支持者が大多数の富山では,
このような記事は読まれなかったり,
嘘情報と思われたりするのかもしれません。

 [1]の記事の一部を引用します。

> “復興”が加速しているように見える福島県。
> しかし本来, 放射性物質の影響は, 数百年続く。
> それを「なかったこと」にして目先の“復興”だけしようとする
> 圧力が強まるなか, 子供の将来を心配する母親たちが,
> 冒頭のように実情を語ってくれた。

このような「圧力」をかけているのは,
日本国政府や自由民主党支持者なのでしょう。
福島の地元の方, 特に年配者に, 大いに問題がありそうです。
原子力発電所を誘致した方々は,
恐らくはその責任を認めないことでしょう。

> 彼女らの声を受け, 汚染の実態を調べるため,
> 本誌(光文社「女性自身」)取材班は
> 昨年(2015年)末から,
> 福島県内の小中学校周辺,
> 約60か所の土壌をランダムに採取。
> 土壌に含まれる放射性セシウム137を調査した。

> 結果は, 約8割の場所で
> 放射線管理区域の4万Bq(ベクレル)/平米をはるかに超える
> 高い値が出た。
> 放射線管理区域とは,
> 放射線による障害を防止するために,
> 法令で管理されているエリアのこと。

病院で, X線を浴びるところにある, あの妙な記号が貼られているところですね。

> この法令によると, 18歳未満は,
> 放射線管理区域での就労も禁止。
> 大人であっても10時間以上の就労は禁止,
> 飲食も禁止という厳しい規定だ。
> 福島県では5年経っても,
> そんな中で子供たちが普通に生活させられている。

福島から逃げなかった方々は,
それを承知で居続けていたと私は認識していますが,
まさか, そんなことはない, とでも思っているのでしょうか?

> なんと二本松市内では,
> 108万Bq/平米(二本松第二中周辺)という,
> チェルノブイリ原発事故の影響を受けた
> ベラルーシなら“第二次移住対象区域”に相当する
> 高濃度の汚染も……。
> 青森県黒石市・高舘のパーキングエリアの土
> 120Bq/平米と比べると, 差は明らかだった。

100万近くも倍しないと値を比較できないのです。

 [2]からも一部引用します。

> 子供たちの健康被害を真剣に考え,
> デタラメやごまかしを止めること。
> 風評被害ではなく, 実害があることを認めなければならない。
> 今行われているのは復興ではなく, 不幸である

風評を言っているのは, 日本国政府,
自由民主党支持者が中心と考えます。
まずは原子力発電所の廃炉です。
ここ数年稼働しなくても, 電力は足りていました。
電力会社を信じないことから始めましょう。

> 原発事故は福島県民だけの問題じゃない,
> 全国の人も考えて。
> 自分の町はどうなるのか?
> 本当に安全なのか? をもう一度考えてほしい

安全なわけはありません。
しかし, 北陸電力によれば, 安全なんです(;_;)。

> オリンピックなど招致している時ではない。
> 残っている子供たちや若い世代を,
> そして今も避難している人たちへの選択の自由, 避難支援をしてほしい

 日本国政府は日本国民が動かしているはずですが,
恐らく日本国民とは違う存在という自覚があるのでしょう。
平気で自国民を虐殺しています。
それに操られているというか, 自ら従っているようにしか見えない,
自由民主党という政党に投票する有権者も同罪なのですが,
それが理解できない方が多いのが本当に悲しいです(;_;)。

 週刊金曜日のような硬い雑誌以外の,
一般的と思われる雑誌でも,
実情が伝えられてきていると言うことなのでしょう。
「女性自身」については, この号だけ買ってみようかな, とも思っております。
光文社「女性自身」担当の方への応援となれば幸いです。

[1] 福島「放射性物質」土壌汚染調査 8割の学校で驚愕の数値が!
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/disaster/23272

[2] あなたにとって復興とは?福島・保護者アンケートの悲痛な声
http://jisin.jp/serial/%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84/disaster/23271

'16/03/09 追記
今日になって, 相棒(妻)に1冊買ってもらいました。
この表紙では, 私は買えません(^^;。
芸能界・皇室雑誌と言えそうですが,
今回のグラビア「東日本大震災から5年--"風化"という現実」,
158頁「福島60小中校周辺・土壌汚染調査
「8割で立入り禁止数値が」,
皇室が好きな読者には, 41頁「美智子千年希望の町へ!」
など, 日本国政府や自由民主党とは真逆の視点で,
記事が書かれていて, なかなか良いように思いました。