車が早めの点灯をしない, に関する記事2016年04月30日 22:36

 富山に移って20年以上が過ぎました。
街中移動は, 路面電車が走っているところを除くと,
車中心の街です。
そのような環境へ移ることを知ってか知らずか,
学生の時(30年近く前ですね...)に運転免許は取得していましたので,
富山へ移って, 給料を得てから, 自分の車を買いました。

 運転免許取得のために通った,
東京都内の某自動車学校では,
運転のための技術を学びましたが,
その中に, いつ, 点灯するのかということについて,
次のように学びました。30年近くの記憶なので,
記憶違いや, 別の機会に教わったことかもしれませんが,

(1) 信号灯が明るく見える時,
(2) 運転している車の, 速度計他の電灯が明るく感じられる時

となったとき点灯する, ということでした。
灯す理由は,

(1) 自分の存在を相手に知らせるため,
(2) 自分の走る道を明るく灯すため,

です。そして, 運転する人は当然, これらを意識している,
と私は思いながら運転してきました。
なので, 富山へ移って,
夕刻でも電灯を灯さない運転者が多いことを,
とても不思議に思っていました。
富山では他にも, 方向指示器を曲がる直前に灯し始めたり,
灯さない運転手が多いことも,
とても不思議に思うと同時に,
大変危険な運転をする人が多いことを認識したのでした。

 不思議なのは, 朝方薄暗い時には,
灯している車がいくらか多い, ということです。
なんだか訳がわかりません。

 この, 暗くなっても電灯を灯さないことについての,
ウェブ記事[1]があったので読んでみました。

> 夕方に“あえて”ヘッドライトを点灯させない人は,
> 次のように考えていることを知りました。
>
> 「ヘッドライトを点けると燃費が悪くなる」
> 「ヘッドライトを点けると, まぶしくて対向車に迷惑をかける」
> 「自分は目が良いので, 少々暗くても困らない。
> なんのためにヘッドライトを早めに点ける必要があるのか
> わからない」
>
>  夕方, ヘッドライトを早めに点灯すると
> 周囲に自車の存在をアピールできる,
> すなわち“交通事故防止につながる”
> という一番重要なことが理解されていなかったのです。

 うわあ。理由になっていないことばかりです(;_;)。
交通事故発生確率を上げてても燃費が悪くなることを意識する人は,
運転をしてはいけないです。
対向車に眩しくしているのは, 「ハイビーム」の時です。
低くすれば問題はありません。
但し, 歩行者ほか, 車の走る方向左側にいる人たちには,
眩しくすることにはなりますが。
最後は, 運転免許証取得資格がない人ですね(;_;)。

> JAF(日本自動車連盟)が2014年8月,
> 「18歳以上の自家用自動車ユーザー」を対象に実施した
> アンケート(有効回答者数2444人)でも,
> 薄暮時から夜間にかけての交通事故対策に
> 「早めのライト点灯」が推奨されていることを知っており
> かつ実践している人の割合はおよそ半分,
> 55.8%に留まりました。
> なお「知らなかったが実践している」は24.9%,
> 「知っているが実践していない」は12.9%,
> 「知らないし実践もしていない」は6.4%です。

 すごい結果です。半分近くの人は,
「早めの点灯」の理由を知らないというのは,
私には全く信じられません(;_;)。

 この引用記事は,

> 一定の暗さになると,
> クルマのヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」。
> その装備を自動車メーカー各社に対し義務付ける方針を
> 国土交通省が固めたと,
> 2016年4月12日付の毎日新聞が伝えました。

がきっかけになった記事です。
この記事を書かれた方は,

> 個人的に, そうした動きには大賛成です。
(略)
> 一方で, 私はオートライトの義務化に若干の不安も感じています。

と, 「オートライト」義務付けに複雑な心境のようです。

 私は, 反対です。そのようなことがわからない人が,
運転していること自体が,
交通事故発生を助長していると考えるからです。
そのようなことを理解している人だけが運転していても
事故は起こるでしょうから,
そこへ, 「私は目が良いから電灯を灯さない」とか,
「ガソリンないし軽油がもったいない」と言った,
車が高い可能性で人を殺す凶器になるという意識が薄い,
ないし無い人達が運転していたら,
もっと事故発生確率が高くなるでしょうから。

 私はこのブログでいつも書いておりますが,
どうして警察官が夕暮れに街中に立って,
点灯するよう指導しないのかが不思議でなりません。

 似たことは, 耳に何かを突っ込んだり,
携帯電話をいじりながら自転車に乗る人です。
そのような自転車乗りが, 減っているようには感じられません。
以前は若者にそのような危険運転者が見られたのですが,
このところは年配でも耳に何かを突っ込んで乗る人がいます。

 ぶつぶつ言う私が,
この世から消えれば良いだけなのかもしれませんが(;_;)。
安心して生きられる世界に生きたい方と生きたいものです。


[1] http://trafficnews.jp/post/50885/2/