「もんじゅに協力」が間違っていたことを認められない敦賀の人達。諦めていますが, でも目覚めてほしいと思います。2016年09月27日 23:58

 私が今('16/09/27)住む富山県の2つ西隣に,
「原発銀座」と呼ばれてなんとも思っていないらしい福井県があります。
福島の事故があったら, さすがに目覚めて,
原子力発電所廃炉に意見が変わるだろうと思っていたら,
私が甘かったですね(;_;)。
高速増殖炉「もんじゅ」の事実上の廃炉方針を政府が決めたら,
「裏切られた」と, 福井県知事や
敦賀市の人達が主張しているようです。[1]

> 政府が高速増殖炉「もんじゅ」の廃炉を含めた
> 抜本的な見直しを行う方針を決めたことについて
> 敦賀市議会の特別委員会は,
> もんじゅを含めた核燃料サイクル政策を
> 地元へ説明することなど
> 責任ある対応を求める意見書をとりまとめました。

 廃炉を歓迎し, 自然環境が戻る敦賀を目指す絶好の機会。
しかし, 敦賀の人達は, 原子力に関わるお金を望んでいるようです。

> 意見書では敦賀市は
> 長年にわたって「もんじゅ」に協力してきたにも関わらず,
> 地元への説明がなく,
> 政府が「廃炉を含めた抜本的な見直しを行う」
> との方針を決定したことを遺憾としています。

 政府が「もんじゅ」を持ってきた時のことを知らないのですが,
福島の事故があってもなお廃炉推進ではなく,
廃炉に反対という,
どうやったらそのような考えに到れるのかが
わからない人が多いようです(;_;)。
自分たちに短期的にお金が回ってくれば,
他の地域の人達や自然環境を今後長年破壊し続けても良い,
そういう意味だと, 未だに理解できないようです。
現内閣総理大臣の理解力の低さで考えれば,
福井県や敦賀市の理解度もその程度,
ということなのかもしれませんが,
そうではないと信じたいのです。
少しでも良いのです,
原子力と共にやって来るお金がどこからやってくるのかを。
まともなお金だとお思いですか?
他の地方では, そんなお金に頼らない生き方を探しているのですよ。

 あんな知事を選ぶ県民が多いのですから,
諦めてはおりますが, それでも目覚めてほしいと思うのは,
私のエゴなのかもしれません。
でも, 目覚めて欲しいと思うことが悪いとも思えないのです。


[1] http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055935671.html?t=1474988266904