[富山街中] 久しぶりに音楽生演奏を聞きました。2016年10月29日 21:56

 富山に移る前は, 南関東で生きていました。
時々でしたが, 管弦楽団の生演奏を聞くことがありました。
通っていた高等学校の教員が,
NHK交響楽団定期演奏会の割引券を
販売されたことがきっかけでした。
大学院生になったら忙しくて, 生演奏を聞く機会が殆どなくなりました。
それでも, 指導教員の許可(平日の夜に演奏会を聞くのは,
実験系からしたら本来は無理なこと。)を頂いて聞いたのが,
武満徹氏のノヴェンバー・ステップスを聞いてみたいと思い,
岩城宏之氏の指揮による演奏,
会場はサントリーホール, だったと記憶しているのですが,
インターネットで検索しても, 出てこないですね...。
1992年か1993年か1994年だと思うのですが。
それ以来, クラシック音楽の生演奏は, 日本ではなかったことになります
(日本以外だと, 2003年にフランスに滞在していた時に聞きました。)。
ということで, もう20年以上も日本で,
クラシック音楽(武満徹氏の曲が「クラシック」なのかどうか?)の
生演奏は, ずっと聞いていなかったのでした。

 今日('16/10/29)は, 富山市のオーバードホールで,
小林研一郎氏式の演奏会がありました。[1]
グリーグのピアノ協奏曲, ベルリオーズの幻想交響曲。
どちらも有名な曲ですが,
私はどちらも, 一部しか(ピアノ協奏曲は冒頭の有名なところだけ(^^;)
聞いたことがない曲でした。
私は演奏の質がどうのこうの言うような人間ではないのですが,
簡単な書きます。
グリーグのピアノ協奏曲は, 一言で「格好いい!」でした。
仲道郁代さんのとても可愛いお顔からは想像できない,
力強い演奏(ピアノ演奏って, そんなものなのかもしれませんが),
ピアノと管弦楽団との音の受け渡し,
曲そのもののどれをとっても, 「格好いい」でした。
幻想交響曲は, ううん, なんだかよくわからなかったです(^^;。
有名と思われる, 断頭台への行進は, 勢いはすごかったですが,
それ以外の部分は, メロディーが次々の変わって,
頭がついていけない感じでした。
最後の盛り上がりの部分約1分は,
なんと, アンコール演奏されました。
この部分は, テレビ東京の「ジルベスターコンサート」でも
聞いたことがありますが,
格好いいですね。

 小林研一郎氏とハンガリー国立フィルハーモニーとは,
長年の付き合いに基づく絆があるのでしょう,
演奏前や終了後に語り(これは, 小林氏独特?)で,
楽団に急な指示を出しているのですが,
楽団は難なくこなしています。

 このような演奏を聞ける場所が富山市にあるのは,
不思議な気がします。今日のブログでは, 素直に,
この演奏が聞ける場所を準備していた富山市に感謝します。


[1] このURIの情報がいつまで掲載されるのかわかりませんが,
一応挙げておきます。
http://www.aubade.or.jp/static/special/harmony/