[富山街中] やうやう白くなりゆくやまぎは, ではなく, ようよう赤紫になりゆく山際2017年01月09日 22:37

 富山市街中から立山連峰を見ると,
明け方は, 最初は「やうやう白くなりゆく」山際になるのですが,
途中から白が赤紫になり, そして黄色になります。
枕草子は京都での観察記録でしょうから,
富山市街中とは見え方が違うのでしょう。
もっとも, 枕草子も,
少し明かりて, 紫だちたる雲の細くたなびきたる。
と続くので, 同じような色の変化をみているのかもしれませんが。

 あそうか, 上は春の話ですね(^^;。
冬は, ...

冬はつとめて。
雪の降りたるは言ふべきにもあらず,
霜のいと白きも, またさらでも, いと寒きに,
火など急ぎおこして, 炭持て渡るもいとつきづきし。

 早朝が良いとのことですが, 早朝は寒いですよね。
アルバイト先へ移動するときに, この寒さを昔の人は,
どう凌いだのだろうと, 疑問に思いながら歩くのですが,
火を起こすとあるので, 夜は火を消していたということですよね。
寒いです(;_;)。
よく生きていましたね, 昔の人達は。

 それにしても, なぜ清(せい)少納言は,
こんな厳しい寒さを「つとめて」なんて表現したのでしょうね?
毎朝, 布団に潜り直したいと思いながら起きるのですけれどね(^^;。

 と, 理系が文系の立場で書くのは辛いですね(^^;。