[富山] 北陸電力志賀原子力発電所を素直に廃炉させられない事情とは, 一体何でしょうか? ― 2017年03月10日 23:12
富山県富山市富山駅北口前に本社がある, 北陸電力KK[1]。
原子力発電所を, 隣の石川県志賀(しか)町に持っています。
発電所の真下にある断層のいくつかが活断層である疑いが強く,
原子力規制委員会は,
これらの断層について調査し,
報告するよう北陸電力に求めてきています。
その求めに応じる北陸電力は,
真下にある断層は活断層ではない, という前提の下に,
調査結果を解釈し, 報告してきました。
私からしたら, 原子力発電所稼働を推進していると考えられるけれども,
名前には「規制」と入っているこの組織は,
北陸電力の説明はおかしいとして,
何度も説明のやり直しを求めてきています。
この何度もやってきた説明を通じて,
北陸電力が, 現内閣総理大臣と同様,
理解力が足りない組織であることが
公の事実となってしまってきていますが,
当の北陸電力は, 理解力が足りなさすぎて,
「理解力が足りない」ことに気づけず,
「理解力が足りない」状況を繰り返しています。
こんな組織に, 原子力発電は当然ですが,
電力管理など, 任せられるわけがありません。
そのことは, 前々からこのブログで書いてきました。
今日('17/03/10)のウェブ配信によれば, 今日,
原子力規制委員会による4回目の適合性審査会合が
あったということです。
北陸電力は, また低い理解力を明らかにしてしまったようです。[2]
以下に, チューリップテレビの記事を引用します。
> この会合は, 志賀原発2号機の耐震性や
> 津波対策などの安全性について,
> 東日本大震災後に厳格化された
> 国の新しい規制基準に適合するかどうか判断するものです。
>
> 新しい規制基準では, 活断層の上に原子炉建屋などの
> 重要施設をおくことを禁じていて,
> 敷地内の断層が活断層でないことを
> 北電(北陸電力の, 北陸地方での略称)が立証できなければ,
> 原発の再稼動は難しくなります。
>
> 原子力規制委員会の有識者会合が去年(2016年)まとめた
> 評価書では, 1号機の原子炉直下を走るS1断層は
> 『活断層と考えるのが合理的』,
> 1・2号機のタービン建屋の下を走るS2・S6断層についても
> 『地下の延長部分が活動した可能性がある』と結論付けています。
地質学ほかのプロが集まっている委員会の結論に対して,
北陸電力は,
> 断層が新しいか古いかを判断する新しい考え方を説明しました。
>
> それは, 2つの断層が交わった場合,
> もう一方の断層を越えて繋がっていないほうが
> 古い断層と判断できるというものです。
>
> その上で, 北陸電力は,
> 「S2・S6断層と海岸付近の断層の合わせて3つの断層が
> 比較的新しく, 次回の審査で
> この3つに絞り込んで活断層ではないことを立証したい」
> と主張しました。
> 委員からは, データが不十分だという意見や,
> 考え方の一部に無理があるとの意見がでました。
規制委員会の動画がyoutubeにあります。[3]
2時間もあり, 私はほんの一部だけしか見ていません。
そして, 私はこの分野の専門ではないことを
お断りしつつ, 感想を書けば,
規制委員の専門的な質問を
はぐらかすような回答に終始する北陸電力は,
いつも通りだなあ, ということです。
上のチューリップテレビの記事では, それが,
「考えの一部に無理がある」
という書き方になっているのだと想像します。
北陸電力は専門家集団ではないのです。
最初から「活断層ではない」という結論を持ってくるために,
のらりくらりと, 専門家の指摘から逃げているだけなのです。
そろそろ可哀想な北陸電力を理詰めで追求するのはやめて,
廃炉にしてあげて下さい, 規制委員会の方々。
廃炉になって困るのは, 北陸電力の一部の人だけでしょう。
廃炉になっても, その作業に, 数万年続きます。
世界中の多くの人々から喜ばれます。
改めてお願い申し上げます, 廃炉にしてあげて下さい。
[1] http://www.rikuden.co.jp/
[2]
北日本放送
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=14179
チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20170310162845
富山テレビ
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=5253217f292e4bd256d5bfa6c4b486be
[3]
https://www.youtube.com/watch?v=SM68cleInIY
原子力発電所を, 隣の石川県志賀(しか)町に持っています。
発電所の真下にある断層のいくつかが活断層である疑いが強く,
原子力規制委員会は,
これらの断層について調査し,
報告するよう北陸電力に求めてきています。
その求めに応じる北陸電力は,
真下にある断層は活断層ではない, という前提の下に,
調査結果を解釈し, 報告してきました。
私からしたら, 原子力発電所稼働を推進していると考えられるけれども,
名前には「規制」と入っているこの組織は,
北陸電力の説明はおかしいとして,
何度も説明のやり直しを求めてきています。
この何度もやってきた説明を通じて,
北陸電力が, 現内閣総理大臣と同様,
理解力が足りない組織であることが
公の事実となってしまってきていますが,
当の北陸電力は, 理解力が足りなさすぎて,
「理解力が足りない」ことに気づけず,
「理解力が足りない」状況を繰り返しています。
こんな組織に, 原子力発電は当然ですが,
電力管理など, 任せられるわけがありません。
そのことは, 前々からこのブログで書いてきました。
今日('17/03/10)のウェブ配信によれば, 今日,
原子力規制委員会による4回目の適合性審査会合が
あったということです。
北陸電力は, また低い理解力を明らかにしてしまったようです。[2]
以下に, チューリップテレビの記事を引用します。
> この会合は, 志賀原発2号機の耐震性や
> 津波対策などの安全性について,
> 東日本大震災後に厳格化された
> 国の新しい規制基準に適合するかどうか判断するものです。
>
> 新しい規制基準では, 活断層の上に原子炉建屋などの
> 重要施設をおくことを禁じていて,
> 敷地内の断層が活断層でないことを
> 北電(北陸電力の, 北陸地方での略称)が立証できなければ,
> 原発の再稼動は難しくなります。
>
> 原子力規制委員会の有識者会合が去年(2016年)まとめた
> 評価書では, 1号機の原子炉直下を走るS1断層は
> 『活断層と考えるのが合理的』,
> 1・2号機のタービン建屋の下を走るS2・S6断層についても
> 『地下の延長部分が活動した可能性がある』と結論付けています。
地質学ほかのプロが集まっている委員会の結論に対して,
北陸電力は,
> 断層が新しいか古いかを判断する新しい考え方を説明しました。
>
> それは, 2つの断層が交わった場合,
> もう一方の断層を越えて繋がっていないほうが
> 古い断層と判断できるというものです。
>
> その上で, 北陸電力は,
> 「S2・S6断層と海岸付近の断層の合わせて3つの断層が
> 比較的新しく, 次回の審査で
> この3つに絞り込んで活断層ではないことを立証したい」
> と主張しました。
> 委員からは, データが不十分だという意見や,
> 考え方の一部に無理があるとの意見がでました。
規制委員会の動画がyoutubeにあります。[3]
2時間もあり, 私はほんの一部だけしか見ていません。
そして, 私はこの分野の専門ではないことを
お断りしつつ, 感想を書けば,
規制委員の専門的な質問を
はぐらかすような回答に終始する北陸電力は,
いつも通りだなあ, ということです。
上のチューリップテレビの記事では, それが,
「考えの一部に無理がある」
という書き方になっているのだと想像します。
北陸電力は専門家集団ではないのです。
最初から「活断層ではない」という結論を持ってくるために,
のらりくらりと, 専門家の指摘から逃げているだけなのです。
そろそろ可哀想な北陸電力を理詰めで追求するのはやめて,
廃炉にしてあげて下さい, 規制委員会の方々。
廃炉になって困るのは, 北陸電力の一部の人だけでしょう。
廃炉になっても, その作業に, 数万年続きます。
世界中の多くの人々から喜ばれます。
改めてお願い申し上げます, 廃炉にしてあげて下さい。
[1] http://www.rikuden.co.jp/
[2]
北日本放送
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=14179
チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20170310162845
富山テレビ
http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=5253217f292e4bd256d5bfa6c4b486be
[3]
https://www.youtube.com/watch?v=SM68cleInIY
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