[富山] 富山市も, 下水処理で発生する気体を, 発電燃料として有効利用することに。2017年09月01日 22:13

 富山市の定例記者会見の場で,
表題のことが発表されたようです。[1]

 以下に, 北日本放送のウェブ配信を引用します。

> 富山市は,
> 下水を処理する過程で出るガスを使った発電事業に乗り出します。
>
> 富山市の浜黒崎(はまくろさき)浄化センターでは,
> 下水を処理する過程でメタンガスを主成分とするガスが
> 年間およそ350万立方メートル発生しています。
>
> これまでは燃やして処分していたこのガスを有効活用するため,
> 富山市は東京にある民間発電事業者と協定を結びました。

 燃やして処分, というのはもったいないということでしょう。

> 発電量は年間640万キロワット・アワー,
> 家庭に換算すると, およそ1800世帯分を見込んでいて,
> ガスの売却で年間1億円ほどの収入があるとしています。

 1800世帯というのは, 1世帯3人だとして,5400人分。
富山市の人口は41万人。1%位ですか。
なかなかの量の節約となりそうです。
そして, 二酸化炭素排出量を年間4000トン削減するのだそうです。
二酸化炭素による温暖化についてはここでは省きますが,
それだけの化石燃料の燃焼を不要とするのであれば,
良いのではないでしょうか。

 二酸化炭素による温暖化はともかく,
二酸化炭素が悪者にされた結果,
省エネルギー技術が開発され実用されたのであれば,
それはそれで良いのかなあと思ったのでした。

 安全な生活を訴える市民を刑事告発する,
市長の資格がない現富山市長も,
いくらかは良いことをしている, ということの例なのでしょう。

 ちなみに, 下水処理場で発生するメタン他を
有効利用するという事業は,
富山県外では, 既にいくつの市町村で実施されているようです。
富山県内だと初めて, なのだと思います。

[1] 北日本放送
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=15940
チューリップテレビ
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20170901163340

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