[富山] 北陸電力富山新港火力発電所の「フレアスタック」に関する記事を読みました。2018年03月20日 22:53

 いつもは原子力発電所再稼働ばかり主張する北陸電力[1]を,
人殺し, 地球環境破壊組織として意見を書いている私です。
原子力発電所がなければそんなことは書かないです。
電力の安定供給に本当に感謝しております。
そのように, 尊敬されて然るべき組織なのに,
人殺し, 地球環境破壊しかしない
原子力発電を今尚再稼働させようとする,
この組織の上層部には, 原子力発電所をお引き取りしてもらい,
それ以外の発電所や送電線, 電力管理組織で,
新しい北陸電力をつくるのが良いかと思います。
それはともかく, その北陸電力は,
富山県富山市の, 富山新港の火力発電所敷地に,
LNG(液化天然ガス)発電機ができ,
その「フレアスタック」(揺らぐ光の煙突)から,
とっても明るい炎が出ていることが,
北國新聞の記事になっていました。[2]

> 炎の高さは通常15~20メートルで,
> 天候によっては最大で40メートルに達するケースもある。
> 北電(北陸地方における, 北陸電力の略称)の担当者は
> 「遠目では夕焼けのように見える時もある。
> 設備の故障や火事ではないので安心してほしい」と呼び掛けている。

 富山テレビでも記事になっていました。[3]
「フレアスタック」についての説明を引用してみましょう。

> 液化天然ガスから気化して発生した不要なガスを燃やすことで
> 貯蔵タンクの圧力を下げ, 破損を防ぐためのもの。
> 北陸電力によると火柱は最大で40mにもなるが
> 煙突を使って高い場所でガスを燃焼させるため,
> 周辺地域に熱や煙の影響はないという。

 原子力発電所で問題行動を起こしている北陸電力ですので,
この報道のどこまでを信用できるのか分かりませんが,
不要物質を燃やすのは, もったいないように思います。
この「不要なガス」を有効利用しようという研究はあるようで,
出光興産のウェブ[4]を見ると,
そのようなことが少しだけ書かれています。

> 昔は赤々と燃えているのが製油所のシンボルでしたが,
> 近年はフレアースタックに流していたガスを,
> 燃料ガスとして回収し, 有効利用しています。

 北陸電力は, このような燃焼ガスとしての再利用については,
どうなっているのでしょうか?
検索したら, 何故か高岡市のウェブサイト[5]につながりました(^^;。
どうやら, 発電所稼働からしばらくは発生する
燃焼対象物質(ボイルオフガスと呼ばれているようです)は,
その消費先がないので安全のために燃やす,
ということのようです。詳しくは[5]のpdfファイルをご覧ください

 ううん, 稼働後もおそらくこの「ボイルオフガス」は,
出てくるのでしょう。となると, その有効利用設備をつけたほうが
良いような気がするのですが, ...。
北陸電力よりも, 日本海ガス[6]の仕事かも知れませんが, ...。

 ともあれ, 原子力発電以外では, 本当にありがたい存在の
北陸電力です。感謝申し上げます。
この新しい液化天然ガス発電所がうまく稼働することを祈ります。

 本当は太陽光発電のほうが良かったのでしょうけれど(^^;

[1] http://www.rikuden.co.jp/
[2] http://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20180320203.htm
[3] http://news.bbt.co.jp/topics_detail.phtml?Record_ID=2e8e53c8fe06e7cf053cf686cb38640e
[4] http://www.idemitsu.co.jp/factory/chiba/safety/
[5] https://www.city.takaoka.toyama.jp/somu/bosai/bosai/documents/gasnensyou.pdf
[6] 日本海ガスは, 富山県と石川県の
都市ガス供給会社です。
https://www.ngas.co.jp/