昨日('19/01/16)の日記の続き。中日新聞は辻褄が合う報道ですね。2019年01月17日 23:35

 昨日('19/01/16)の日記

[富山] 富山県が, ムスリム対応食対応調理法競技開催, だったそうです。

[1]で, 私は北日本放送とチューリップテレビの記事を読み,
富山県がなにかやったのだが,
どうやらムスリムの食の戒律に合わせた料理法競技をやったようだが,
どういうわけか「ベジタリアン」にも対応した調理法,
ということが書かれていたので,
それっておかしくないか, ということを書いたのでした。

 で, その翌日の今日('19/01/17),
中日新聞配信記事[2]を見て,
なぜベジタリアンの記載があったのかを理解できたのでした。

> ムスリムには戒律で決められた食事や礼拝のルールがあり.
> 豚やアルコールを口にすることが禁じられている。
> 欧米にはベジタリアンも多い。
> 富山を訪れる外国人観光客は年々増加し,
> ムスリムが多いインドネシア人の増加が著しい。

 つまり, 欧米からの訪問者には,
ベジタリアンが多い, ということも, 背景にあったということです。

 そして[2]によると,

> 入賞したレシピは今月('19/01)中に,
> ベジタリアンやムスリムの旅行客向けのメニューを提供する
> 飲食店や宿泊施設などを紹介する専用ウェブサイト
> 「TOYAMA MUSLIM FRIENDLY RESTAURANTS」に
> 掲載される。

ということで, ムスリムではない人は読もうとは思わないウェブサイトに,
イスラームとは直接関係がない
ベジタリアンについての情報が提供される,
ということがわかりました。

 ううん, 中日新聞の配信を読むと,
やっぱりというか, 富山県が,
ベジタリアン = ムスリム,
というような考えを持っているように思えてなりません。
まあ あのどうしようもない人が知事をやっていて,
多数の富山県民があの人に投票したのですから,
仕方がないことですね。

 それにしても, 日本の外からやって来る方には優しいですね。
私のような, 日本の内側の者で,
ベジタリアンに近い食事をしている者には,
そのような情報を提供されないんですね。

 まあ, 外食せずに自炊すれば良いのですが, ...。

 ちなみに, 北日本新聞の, 誰でも読める記事としても,
この件が報道されていることに気が付きました。[3]
やっぱり,

> (富山)県によると, 2017年に県内に宿泊した人数は,
> イスラム教徒の多いインドネシアが9037人で,
> (20)12年の約10倍に増えた。
> 今年(2019年)は日台観光サミットや
> 世界で最も美しい湾クラブ総会などの国際会議が
> (富山)県内で開催されることから,
> 宗教的配慮が必要な外国人の受け入れ環境を整えようと,
> (富山)県が初めて開いた。

とあり, 食についてを, 宗教で考えてしまっていますね。
富山県(地方公共団体の意味)って,
根本的な誤りをしていますよね。
私は, 酒を飲んでいたムスリムを知っていますし,
クルアーン(コーラン)では,
状況によっては, 食べてはならないとされたものを食べてしまっても,
アッラーは許して下さる, ように書かれていたはずです。

 ハラールかそうではないか, も明記すればよいですが,
ただ単に, 食材を明記するだけで,
食べようとする人には大変有難いと思いますが,
いかがでしょうか?

[1] http://okyuubooya.asablo.jp/blog/2019/01/16/9025927
[2] http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20190117/CK2019011702000047.html
[3] http://webun.jp/item/7532482