[富山] 駅の多言語表記を調査, だそうです。富山駅と電鉄富山駅の話。2019年03月06日 23:19

 富山に移って20年以上が経ちました。
移った頃は, 自分の車もなく, 職場へは自転車で移動していました。
そのうち車を買って, 「平均的な富山人」と同様,
車での通勤となりました。
通勤に, 鉄道を使おうと思えば使えたのですが,
当時務めていた職場と, その最寄り駅の間がそこそこの距離でした。
また, 鉄道は1時間に1本。
今は富山県内ならそれが普通だとわかりますが,
富山に移る前にいた南関東では,
次の電車が7分後ということが信じられないという生活でした。
電車は5分以内に必ず来る, という考えで生きていたので,
富山では鉄道は使えないなあ, と思っていました。

 ところが, 長年勤めていた職場を辞め,
今の生活になったら, 通勤先への移動は,
鉄道か高速バスが中心となりました。
すると, 南関東に住んでいた時のように, 鉄道の駅について,
色々と気づくようになりました。

 20年前は, 外国人観光客向けに何かあったかというと,
多分旧国鉄の富山駅には, そのような物はなかったのではと思います。
富山地方鉄道は, 外国人観光客がそこそこいたので,
あららこんなところに英語表記が, というのは,
なんとなく気がついていた, かな(^^;。
すみません, 正確に覚えているわけではありません。
ただ, 富山地方鉄道の電鉄富山駅については,
券売機に英語表記されていることは気がついていました。

 そして先日, あいの風とやま鉄道の富山駅が,
ほぼ完成しました。広い敷地の割に, 改札が狭く, また,
どういうわけか磁気切符や定期に対応した自動改札がありません。
相変わらずそのような客には冷たいのが,
この鉄道会社のようです。
ICカード(ICOCA)は, あのアヒルかペンギンかわからない鳥の絵が
大嫌い, というか, 気味が悪いので, 私は使わないのです。

 その富山駅ですが, このほど, 日本国政府国土交通省が,
駅の表示が, 日本語を読めない人達にうまく機能しているのかを
調べたようです。[1]
[1]のうち, 北日本放送のものが充実しているので,
そこから引用します。

> 年々増える外国人観光客にとって
> 日本の公共交通機関は使いやすいのか
> 国土交通省は('19/03/)6日,
> 富山駅など全国80か所で,
> 外国語表記に関する調査を全国で行いました。

> 調査するのは外国人です。
>
> 「駅でよく見かける案内表示。
> 調査では, 富山を初めて訪れた外国人旅行客が,
> この表示だけを頼りに乗り継ぎができるかを調べます」

 他所を旅する時の気分がわかります。
私が外国で困ったのは, 韓国でした。
ほぼハングルしかありません。
ソウルの地下鉄の駅には, かろうじてローマ字表記がありましたが。
ロシアは, キリル文字がそこそこ読めるようになれば,
欧州言語のお友達なので, まだ, なんとなくわかります。
例えば, 英語のinformationはИнформацияとなります。
キリル文字を強引にローマ字にしたら,
informatsiyaとかなるでしょうから,
多分informationなのだろう, となるわけです。
それはともかく, 富山は, 周りは
朝鮮半島とロシア, その近くが中国ですので,
事実上国際的な標準語になってしまっている英語,
朝鮮・韓国語(文字はハングル), 漢字(簡体字, 繁体字),
キリル文字の, 計5種類は必要でしょう。

> 富山に来るのは初めてという調査員3人が,
> 英語, 中国語, 韓国語の表記だけを頼りに,
> 北陸新幹線から富山地方鉄道に乗り継ぐまでを体験します。

 実際には, 旅行案内に尋ねるでしょうことが考えられますから,
旅行案内がどこにあるのかも調査だったでしょうね。
調査対象にロシア語がないのは,
今はロシアから富山に入るのが,
ウラジヴァストーク直行飛行機がないから, ということなのか,
国土交通省の理解力が足りないかのどちらか,
あるいは両方なのでしょう。

> (調査員が気がついたことの)ひとつは
> 鉄道会社名の「富山地方鉄道」とありますが,
> もうひとつは「電鉄富山」の駅名表記。

 これは私は気づいておりませんでした。
そのとおりですね。富山の地元にいたら,
富山地方鉄道の終着駅が「電鉄富山駅」という名だということを
知っている人が多いでしょうが,
鉄道に興味がない富山の方や,
富山に初めてくる方々には,
???
なのだと想像します。
東京の新宿駅と西武新宿駅のような関係ですね。
もっとも, あそこ程は離れていませんが。

 駅構内案内表示って,
決まった人が決めているのではなさそうですね。
私は更に, 新幹線を降りて富山地方鉄道へ向かう案内のうちの,
天井からぶら下がっている看板の表記に???を感じました。
それは,
↑南口, ↓北口,
という表記です。↑と↓が同時にあるので,
↑が前進, ↓が後進, と気が付けるだろう, ということなのでしょうが,
これは, ↓が直進を表すこともあることを考えると,
良くないでしょうね。ぐるっと回る矢印にすべきでしょう。

> 一方で, 地鉄駅前の案内や,
> 券売機のタッチパネルは,
> 行き先別に表記されていて, 分かりやすいという評価でした。

 この「地鉄駅前」は, 「電鉄富山駅」前を意味しています。
富山地方鉄道は, 富山地鉄, あるいは地鉄と略されています。
中国語だと地鉄とは地下鉄の意味なんですが,
これはどうすればよいのでしょうね(^^;。

 旧国鉄富山駅には観光案内所があるのですが,
電鉄富山駅にはないんですね。
立山方面ヘ向かう観光客への対応は素晴らしいのですが,
反対方向に向かう観光客への対応は, ほぼ皆無ですね。
これは何とかすべきところですが,
今回の調査対象外ですね。

 [1]のチューリップテレビの報道を見ると,

> 「ロシア語にも対応しているすごい」(調査員)

という, 先程上で指摘したことが, 書かれています。
電鉄富山駅の一部の案内板には,
ロシア語も書かれているのです。
продажа билетов
ローマ字だと, prodaja biletov で, ticket salesという意味です。
国土交通省職員は,
ロシアが隣国だということを改めて認識して欲しいですね。

 そう, 富山, というか日本は, 周辺と,
使用文字が一致していないのです。
中国・台湾は, ある程度の漢字が共通していますが,
音が全く違います。
だいたいなんで, 「極東」にロシア領があるのだ,
という問題もありますが(^^;。

 この調査を, 是非数日前にできた,
あいの風とやま鉄道富山駅でもやって欲しかったですね。

 富山地方鉄道が結構努力されていることがわかったニュースでした。

[1] http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=21173
http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/index.html?TID_DT03=20190306191445
https://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/20190306/3060001448.html

'19/03/07 追加
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/T20190307202.htm
http://webun.jp/item/7545388