[富山] 北陸電力は, 火力発電所を任せられない?? 七尾大田火力発電所運転停止2019年07月09日 23:59

 富山県富山市に本社がある北陸電力。[1]
電力供給を任せられていて,
大変重要な役割であるはずですが,
この会社の社長は, 原子力発電所再稼働を目指す,
生態系破壊最優先の人物なので,
やることに対する信頼性は, 極めて低いと言って良いでしょう。
まあ, 原子力発電所を持っている段階で,
この組織はおしまいなのだと思っていましたが,
どうやら火力発電所の正常運転ができないのでは,
という情報がありました。[2]

> 北陸電力によりますと,
> ('19/07/)9日午前11時20分ごろ,
> 石川県の七尾大田火力2号機で,
> タービンの軸受け部分で異常な振動を知らせる警報が鳴り,
> 北陸電力は午後1時38分に2号機の運転を停止させ,
> 原因を調べています。

 火力だろうと原子力だろうと,
タービンは発電機の重要な部分だと思うのですが,
そこに問題が発生したということです。

> 七尾大田火力2号機は, 去年(2018年)9月にも
> タービン部分で火災が発生していて,
> 現在は通常の9割程度の65万キロワットの出力で
> 運転していました。

 ということで, この事故を検索すると,
ありました。[3]

> 七尾大田火力2号機では昨年(2018年)9月22日夜,
> 部品の劣化などが原因でタービンが異常振動を起こし,
> 軸回りの潤滑油が飛散して発火した。

 部品の劣化などが原因?
いや, これって, 発電所の要の部品ではないですか?
劣化を放置してきた, ということですよね?

> 北電(北陸地方における, 北陸電力の略称)は
> 再発防止に向け頑丈な素材の部品に変更したほか,
> 目に見えない細かな傷まで確認できる点検手法を導入した。

 ううん, なんだか素人がやっているような対応みたいに
読めてしまいます。「目に見えない細かな傷」は,
当然できるでしょう。それに対して「点検手法を導入した」
ということが情報になるということは,
それまでそのような点検の類を
やってこなかったということですよね?
発電所の要ですよ?

 そしてこの事故に対して,
この今年(2019年)2月22日の 記事では,

> 北陸電力は('19/02/)21日午後6時,
> 七尾市大田町にある七尾大田火力発電所2号機の運転を
> 5カ月ぶりに再開した。
> 昨年9月の火災で損傷したタービンに
> 応急工事を施しての再稼働で,
> 最大出力は本来の7割にとどまる。
> 完全復旧は次回定期点検が終了する2020年7月ごろとなる。

とあります。「応急工事」はしたけれど,
それって, 「とりあえず対応した」という意味であって,
本当は未だ問題が残っている, ということですよね?
その残っていた問題が,
今回の異常振動の原因だったのかもしれません。

 北陸電力は, 本業が怪しいような気がしてきました。
原子力発電は北陸電力に限らず,
その組織にも任せられませんが, \
本業であるはずの火力発電を
実は任せられないような気がしております。

[1] http://www.rikuden.co.jp/
[2] http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=22373
[3] https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20190222101.htm

追加 北國新聞の記事のURIを追加します。
(北國新聞のウェブ配信は, 翌日になることが多いです。)
https://www.hokkoku.co.jp/subpage/H20190710101.htm

追加 北陸中日新聞の記事のURIを追加します。
https://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2019071002100030.html