[富山街中] ある老朽化建物(外食店?)の取り壊し。2019年09月07日 21:27

 富山市街中の, 日本電信電話の建物から西へ向かったところに,
朽ち果てた, と言っても良いだろう, 1階建ての木造建物があります。
正確には, このブログを書く前日('19/09/06)の段階で,
もう木造建物は取り壊されつつありました。
木造建物なのですが,
トタンに塗られたペンキと思われる看板があり,
なんとなく「うどん」のような文字が見られました。
そうやってこの木造建物を見ると,
もしかしたら, 蕎麦・饂飩屋だったのかなあ,
そんな感じの入り口のようなところが見えます。
木が沢山植わっていました。
松の花と松ぼっくりの生長もここで見ましたっけ。

 この建物が気になるようになったのは,
住まいから富山駅へ向かう途中でこの建物の前を通るからです。
先月7月からは猛暑で,
富山駅についた段階で服が汗だらだらで,
アルバイト先に汗臭で迷惑がかかりそうなのと,
そのような服を来ている自分が気持ち悪いので,
路面電車で通勤しています。
なので, この木造住宅の真ん前を歩かなくなっていました。
しかしふと先日, 路面電車からその住宅を見ていたら,
木々が視界から消えていて,
更に昨日('19/09/06)に見たら,
油圧ショベルが建物を壊した後のような光景でした。
油圧ショベルは未だそこにいたように記憶しています。
今日が土曜なのでもしかしたら作業は休み?
(今日はそこを通っていない)。
ともあれ, そこにあった老朽化建物は,
壊されてしまいました。

 数年前までは, 朝の通勤時にそこを通ると,
老婦人の方が2名, 家の前の落ち葉を箒で払い,
その建物に入っていくのを見ました。
恐らく住人の方々だったのでしょう。
この老朽化建物に住人がいた, とは驚きました。
そして, 落ち葉掃除は, 正確な時刻だったと記憶しています。
それが, これも昨年か2年前か3年前か忘れましたが,
いつものように通勤時にその建物の前を通る時,
そこに救急車が止まっていたのを見たことがありました。
中の住人の方を搬送されたのかどうかはわかりませんが,
その日以降, 朝の箒作業をされる老婦人を見ることは
ありませんでした。

 なんとなくさびしいものを感じさせていたのですが,
その建物がなくなりつつあるということで,
私の記憶から消える前に,
この建物と老婦人のことを書くことにしました。