[富山] なぜそこまでしなければならない? 原子力発電所がなければ, こんなことは必要ありません。2019年11月04日 23:02

 震度6強の地震を私は経験したことがありません。
せいぜい5迄です。建物倒壊や地割れの経験もありません。
なので, 震度6強が起こったら,
冷静に判断できるのか, 自身はありません。
多くの人々もおそらくはそうではないでしょうか?
そのような状況に, 原子力発電所が稼働している,
それだけでもう地獄ではないでしょうか?
福島の事故で多くの方々が経験し,
今尚放射性物質が飛散し,
それを「デマ」呼ばわりする,
理解力が足りない人達が存在するのは,
今の日本で, 原子力発電所が存在すること事態,
危険であることを物語っていると言えるのですが,
それすらわからないのが, 北陸電力であり,
原子力発電を推進する日本国政府であり,
その方針に概ね賛成する, 多数の富山県内有権者,
と言えるでしょう。
だから私は, 富山の多くの方々の基本は, 破壊志向である,
と書いてきました。
そのような富山(と石川)の多くの方々は,
原子力発電所が, 震度6強で外部電源全停止状況を想定した
訓練を平気で受け入れるのだと思います。
今日のウェブ配信で, そのような記事がありました。[1]

> 石川県の北陸電力志賀原子力発電所での
> 重大事故を想定した(富山)県の原子力防災訓練が
> ('19/11/)4日, 石川県や北陸電力と合同で行われました。

 防災訓練をすることに意味があればやってほしいです。
しかし, 放射性同位体が拡散してしまったら,
今の福島と同様, 何もできない状況が続くのです。

> 訓練には, 北陸電力と富山, 石川の両県,
> それに警察や消防, 自衛隊などの関係機関が参加し,
> 石川県志賀(しか)町で震度6強の地震が発生して,
> 志賀原発2号機が冷却機能を喪失,
> 放射性物質が放出された, という想定で行われました。

 この段階で, 電源喪失のみならず,
地形変動, 津波発生時はその被害,
東日本の震災時にあった大火災, などなど,
「想定外」のことが多数起こりました。
先日の台風がやってきたときも,
為政者は「想定外」の被害と言うのでしょうが,
被害に合わされたほうがたまったものではありません。
原子力発電所がなくたって,
復旧が大変なのに,
そこへ放射性物質拡散, 水素爆発,
再臨界の危険があるなど,
どうしてそこに人がとどまれると考えるのでしょうか?

 このような防災訓練をやられることで,
志賀に原子力発電所がある事自体が,
問題であることに気付かれ,
地元住民, 周辺住民が原子力発電所廃炉の声を上がられることを
切に願います。
また, そのような発電所を容認している,
現富山石川の知事を賽銭されないことを切に願います。
北陸電力は, 現社長の理解力が,
現内閣総理大臣並みで, 言葉が通じない状況です。
危険を認識できない人に,
何度危険だと言っても, 通じるはずもありません。
困ったことです。

 ともあれ, 速やかに廃炉にすることを願っております。

[1] https://www.knb.ne.jp/nnn/news16311010.html