[富山] 半導体産業の衰退。富山県内2工場が, 日本の合弁会社ではなくなるとのことです。2019年11月28日 23:38

 松下電器名前の会社が消滅した段階で,
この事態は想定されていたのかも知れません。
パナソニックの半導体部門は,
既にイスラエルの企業との合弁企業となっていましたが,
これを臺灣(台湾)の新唐科技
(Nuvoton Technology)という企業へ売却し,
松下電器が半導体事業から
完全に撤退することになったようです。[1]

 私は, 日本が常に,
半導体産業で頑張ることを願うものではありませんが,
かつて半導体産業が日本の代表的な産業である時代が
本当に終わりつつあるのだと思うと,
素直に喜べないところがあります。
工場運営・経営という分野は私には全くわかりませんが,
台湾の企業が買収する, ということは,
この分野が, 原子力のような衰退産業ではないことを
意味していると考えております
(東芝という会社は, その逆でしたね。)。
日本の企業, ということでは今後を見込めない,
ということのようです。
それは, 人件費? 製造費効率化? 新製品開発発送枯渇?
工場のありよう変換困難?
何が原因かわかりませんが,
松下電器では手に終えない,
という意味は間違っていないのでしょう。

 [1]の北日本放送の閉め方が印象的でした。

> パナソニックを始め日本企業の半導体事業は,
> 国際競争力が低下していて,
> それが撤退につながりました。
> 今後は県内の生産拠点と雇用が維持されることを
> 求めたいと思います。

 法人税が下がって, 企業にとっては悪くない環境では?
と常々思う私なのですが,
ううん, そのあたりのことを, 私はやっぱりわかりません。

 すぐに雇用関係が解消されるような事態には
ならなさそうな報道ですが, どうなることやら。

[1] https://www.knb.ne.jp/nnn/news16311260.html
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20191128/3060003266.html