NHKのテレビ番組を少しだけ見ました。東京はごみの街だったのですね...。2020年04月04日 22:10

 私が住んでいる場所には,
テレビ電波を受信してそれを画像にする装置がありません。
テレビを見られませんが,
今日('20/04/04), あるところへ行ったら,
テレビがおいてあって, 少しの時間だけ見ておりました。
NHKという, 現内閣総理大臣と同程度の理解力らしく,
勝手に放送しておきながらその受信料を,
全国民から徴収しようとする放送局があります。
そんな詐欺師のような放送局なので,
その番組を見るのは良くないとは思うものの,
見ていたら惹かれてしまうものがありました(^^;。
その内容は, 東京オリンピックが始まる前の東京の街の様子を
採り上げていたものでした。
東京の街並みが古いのは, まあそんなものかと思うのですが,
ごみが街中に漂い, そして東京の川に,
都民がごみをどんどん捨てている場面には,
衝撃を受けました。
最低の人間がすること。
放ったらかしたら, いわゆるスラム街になる, そんな状況でした。

 私が見ていたテレビ番組は,
そこへポリバケツを普及させ,
ごみ収集も定時にすることで(当時, ごみ収集は不定期だった),
ごみをそこらじゅうへ捨てる人が減ったことと告げていました。
そして, それから東京オリンピック開催前に,
ごみの街の東京を脱却した, のような話でした。

 この番組の一部を見て,
今の日本の街中がごみで埋もれていないのは,
実はごみに埋もれていた歴史があって,
それへの対策があったからということを私は知ったのでした。
当時のごみの主なものは食べ物の残渣だったでしょうから,
かつては肥料にすることができたので,
それを回収する人がいて,
だから街中の人はその人達へごみを預けたのでしょうが,
街に人が集中すると同時に
農地が街から遠ざかれば,
ごみが置いてけぼりになった,
そこへ, 食べ物残渣以外のごみが加わって,
スラム街化していったのでしょう。
街ができると, ごみの問題はとても大きな問題になるのですね。
私が生まれて記憶があるときには既にゴミ回収の制度は
それなりに整っていましたので,
その前がどんなに酷い状況だったのか, よく分かり,
そして, 実はそのような規則がないと,
誰でも自分勝手な行動をしてしまう,
ということを改めて認識させてくれました。

 私が記憶している, 鉄道駅での喫煙者の異常な振る舞い
(駅で喫煙し, 吸い殻を線路へ捨てる行為)は,
街のスラム化の名残なのだと, 理解しました。
そして今尚街中で歩行喫煙する理解力が足りない人達は,
自分勝手の極みなのだろう, そう理解したのでした。

 私はこの番組の一部を見て,
「日本には他の国と比べ, 街中にごみが少ない」,
というのは, 多くの日本人の気質によるものだと
ある程度思っていたのですが,
それが実は大間違いだったと,
この番組を見て気が付かされたのでした。
日本人の気質は, 決して街を清潔にしよう,
というものではなかったのでしょう。
路上で今でも平気でごみを捨てる人が存在するのは,
むしろ自然なことなのだ, と思うようになりました。

 なんだか悲しいなと思いました。
それが人間の本質なのだと思うようにしても,
それにしても, あのごみをそこら辺に捨てる東京の映像は,
衝撃的でした。

 受信料は払っていませんが(映るテレビがないので(^^;),
NHKのこの放送には感謝します。

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