[富山] 不便な富山駅に関する記事。問題を指摘するだけの県議会議員, あなたの責任は大きいと思いますがいかがでしょうか。2015年09月13日 21:08

 2015年3月の北陸新幹線延伸に伴って,
富山駅は, 新幹線から路面電車に乗る人以外には,
たいそう不便な駅となりました。
現在進行形で工事中で, 少なくともあと4年位は工事がかかるということです。
敦賀延伸迄間に合わないかも知れませんね。
こうなった理由は,
私は, 県知事, 県庁職員, 県議会議員の怠慢にある,
とずっと思っていました。
隣の金沢駅が延伸と同時に
新幹線, 在来線対応になっていたのですから,
富山の怠慢と思うのが自然でしょう。
ですが, どうやら, 法律の問題もあったようです。
富山県のウェブサイト[1]を見ると

> 連続立体交差事業は,
> 踏切を除却することが目的の一つであり,
> 早くから立体交差化された富山駅付近では
> 除却できる踏切がなく事業化できませんでした。
> しかし, 平成12年(2000年)に
> 「大規模な改築予定のある既設の立体道路は踏切と見なす。」
> という採択要件の緩和があり,
> (都)牛島蜷川線などがこれに該当し,
> 富山駅も連続立体交差事業による整備が可能となりました。

 酷い話ですね。それにしても, 当時は自由民主党が与党。
富山県からもこの政党からの代議士がいました。
何をやっていたのでしょうかね?
まあ, 戦争推進, 原子力初推進の自由民主党ですから,
そんなことはどうでも良いと考えていたのでしょうね。

> 一方, 平成13年(2001年)4月に
> 北陸新幹線の上越・富山間がフル規格での認可となり,
> 富山駅まで整備が進められることになりました。
> これらのことにより,
> 北陸新幹線整備に併せて連続立体交差事業を行うことになり,
> 平成17年(2005年)に事業認可を得て
> 事業を進めることになりました。

 富山県知事やら県庁職員, 県議会議員では,
国の法律を勝手に解釈できませんから。
今の内閣総理大臣並の理解力のなさだったら
できるのかも知れませんが(;_;)。

 ということで, どうやら問題は,
国会議員が制定した法律にあったということ。
この場合, 法律の解釈で解決可能であったのなら行政の問題であり,
法律改正が必要だったのなら, 国会議員の問題だったのでしょう。
どちらも, 多くが, 責任を負わない無責任集団ですので,
もしかしたら富山県, 県職員, 県議会議員は,
被害者だったのかもしれない, と思いつつ,
県職員以外はやっぱり自由民主党系なので,
本質的に無責任な人達が何かをやった結果,
のようにも思っております。

 私がかねてから不思議に思っていた,
富山駅東北側の2棟の高層建物について,
この[1]では, さらりと,

> 連続立体交差事業と新幹線建設事業を
> 同時に行うことになったものの,
> 富山駅付近は高層マンション等が建つ狭い空間であり,
> 駅付近で幅約100mしか確保できませんでした。

 高層マンションなどが建つ狭い空間, とあるのですが,
こうなることを予想できたのなら,
県が土地を買収して, 開発凍結,
立体交差と新幹線建設を優先すべきではなかったでしょうか?
前々から不思議に思っていたのは,
なぜ駅東北側の旧国鉄用地に高層建物が建っているのか, です。
あれが工事を遅らせていると私は思っているのですが,
どうしてああなってしまったのでしょうか。

 某富山県議会議員は,
富山駅の現状について「苦言」を発言されています[2]が,
自由民主党所属のこの議員が何かを言うこと自体,
ふざけているとしか思えません。
あなたの所属政党の怠慢ではないのですか?

 折角訪れた観光客に不快な気分にさせる状況は,
あと4-5年は変わらないようです。
そうさせたのは, そのようなことをする国会議員を選んだ県民,
そのような国会議員を操る官僚に, 主な原因があるでしょう。
まあ, もう東日本が被曝し続けて復旧不可能になっている状況では,
新幹線延伸, 富山駅不便解消は,
どうでも良いことなのかもしれませんが...。

[1] http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1506/kj00015719.html
[2] http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2015091202100010.html

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