おきゅうぼうやの日記 Okyuu Booya's Diary

　北日本放送のウェブ配信記事[1]によると,

> 政府・与党が今週中('15/0/18(金))にも
> 成立を目指している安全保障関連法案に反対して
> ('15/09)15日夜,
> 富山市内で市民団体などが廃案を訴える緊急集会を開いています。

　大多数の富山の人達は, 自由民主党候補者に投票し,
自由民主党王国と呼ばれて, 何とも思わないので,
この安全保障関連法案には,
大多数の富山の人達は賛成のはずです。
ということで, 北日本放送は, 報道機関として,
富山での少数意見を採り上げた, と言うことだと思います。

　だからでしょう, 富山県では(だけではなく, ほぼ日本全体で)
少数派である, 社会民主党に属する富山県議会議員が,
県議会一般質問で知事に対して質問したのは,
やっぱり富山ではこのような質問をする人が少数だからと言うことを
意味しているのだと思います。

　さすがだなあと思ったのは, 答弁した,
石井隆一(敬称不要)という知事です。

> 色んな意見や課題あるが
> 国民の安全を守るための
> やむをえない一つの方向ではないかとも感じている
> しかしながら, 最近の報道機関の世論調査などを見ると
> 国民のこの法案についての理解は
> まだまだ深まっていないと考えられるので
> 国民への説明責任を果たすと共に
> 幅広い意見に耳を傾け十分に議論を尽くして
> 国民の理解と納得が得られるよう努力していただきたい

と答えたのです。

　個人で何を言っても良いですが,
知事の立場での発言です。
国民の理解がまだまだ深まっていないと考えている段階で,
「国民」の理解を疑っているということになります。
「国民」が理解したから, 反対運動をしている,
ということを理解できないようです。
このような発言をしているということは,
多くの富山県民の意見を代弁していると言うことになり,
反対運動をしている人達は,
「理解不足」という認識なのです。
現内閣総理大臣並みに,
理解力が足りない人なんでしょう。

　富山県知事がこの人物であることが富山にとっての不幸だと,
「旅の人」である私は思うのですが,
多くの富山の人々から選ばれているので,
やっぱり私は, 富山では永久に「旅の人」なのでしょう...。
その方が良いです。

[1] http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=8803