[富山] 消雪設備の点検: 南関東にいては知らない路上設備2013年11月24日 21:29

 主に南関東で育って, 就職前迄住んでいた私には,
今住んでいる富山は豪雪地帯で,
冬には, 皆2階の窓から出入りする,
という「富山像」がありましたが,
実際に富山市街地に住んでみると,
豪雪はそれ程経験しておりません。
2階迄雪で埋まることはありません。
残念な気がしていますが, 実際にそこまで降ったら,
どう生活すればよいのでしょうかね(^^;。

 で, 富山の道には, 「消雪設備」と呼ばれる,
地下水を汲み上げて道に撒くことで,
積雪を解かす仕組みができています。
アスファルトの道の真ん中あたりに, コンクリート製の「水撒き」口が
埋められているのですが, それを初めて見た時,
これはいったい何なのだろうと思いました。
ここから水が出てくるのを初めて見た時,
湯気が立っているように見えたので,
てっきりお湯を撒いているのかと思ったのですが,
富山では気温が低くならないので,
水を蒔いても凍らないので, お湯にする必要はないらしいです。
湯気のように見えたのは, 湿気が低い氷の上に水が蒔かれて,
急に蒸発して, 水蒸気圧が急に上がるために,
凝縮が起こるためなのでしょう。

 この「消雪設備」ですが,
全ての道に設けられているのではありません。
主要道にあるのかなあと思ったら,
そうでもないのです。
交通量が多いところに優先して設置される,
のではないようです。
聞いたところでは, 県議会議員やら市議会議員やらが,
消雪設備設置場所の決定に影響力を持っているとか?
本当なのかどうかは分かりませんが,
もし本当なら, とんでもない議員がいる, ということなのでしょうね。
多数の利益ではなく, 自分達の利益を優先しているのですから。

 で, 富山新聞配信記事[1]を読んでいたら,
> 富山市の市道では消雪装置の点検が進められ,
> 本格的な冬の到来に備えた。
>
> 西町の市道では作業員が
> 噴出口の目詰まりが無いかを確認し,
> 水圧調整などの作業に当たった。
> 市が管理する消雪装置は延長約125キロで,
> 工事中の箇所を除き, 今月末まで点検作業が行われる。
ということです。雪国でしか見られない景色ですね。
この点検の時には, 路面がびちゃびちゃになります(^^;。

 消雪設備は, 車道のための物です。
歩道にもないわけではないのですが,
設置されている道は少ないし,
されていても, 水が靴や服にかかるので,
消雪設備が嬉しくないと感じることもなくはないです。
携帯電話のような電子機器の発展は著しいのに,
もっと生活に密着した「消雪」について,
技術が全然進歩していないことに,
嘆いてしまうのは, 私だけなのでしょうか。
(もっと言えば, 自転車道の設備が全く進んでいないのも,
嘆かわしいですが,
富山街中にある, 多数の不法駐輪自転車を見ると,
自転車運転を免許制にして,
数を減らした方が良いと思っております。)

 ともあれ, 点検されている方, ありがとうございます。

[1] http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TT20131123711.htm