[富山街中] あらら, 富山駅立体化完成は, 2022年よりも更に遅れる見込みです。2018年05月21日 22:56

 北陸新幹線の金沢延伸から3年が過ぎました。
どの新幹線駅も当然完成しているのですが,
富山駅は, 新幹線駅以外の部分が未完成の状態が続いています。
法律の壁があるからとか言う理由で,
工事が始まるのが遅れたようですが,
富山の有権者の大多数は与党に投票しているのですから,
法律を変えるよう,
自分達が選んだ国会議員に働きかければよいものを,
恐らくしなかったのでしょう。
何のために与党に投票しているのでしょうね,....。
やっぱり,
(自由民主党, 公明党 = 自然破壊, 戦争大好き)
を, 多くの富山の有権者が指示しているからでしょう...(;_;)。

 と, 今日はその話ではなく,
その, 完成が遅れている富山駅のことです。
北日本新聞のウェブ配信[1]で,
完成が予定よりも遅れる, という話がありました。

> 富山駅周辺の線路を高架化し,
> 南北を結ぶ道路を新設・拡幅する
> (富山)県の「富山駅付近連続立体交差事業」が,
> 計画の2022年度末までの完了が困難な状況になっていることが
> 関係者への取材で分かった。

 新幹線駅に改める際, その高架下に,
路面電車を交差させることになっていて,
その半分は既にできているのですが,
残り半分は, 旧北陸本線の高架工事完了後なので,
完成しておりません。
旧北陸本線の高架工事は, 高架駅もできつつあり,
この工事が2022年迄かかる, ではありません。

> 事業の一部である富山地方鉄道(以下, 富山地鉄)本線の
> 工事を巡り, (富山)県と富山市,
> 富山地鉄の交渉が難航しているのが要因。

 工事をめぐる交渉が難航? 私にはさっぱり意味が分かりません。
続きを読むと,

> ネックになっているのが費用の分担だ。
> 工事は電鉄富山駅のホームと駅から約1キロの区間を
> 高架化するもので建設費は約90億円を見込む。
> 連続立体交差事業では,
> 踏切の撤去による管理費の節減や
> 高架下の活用による受益が期待できるため,
> 国の要綱は鉄道事業者の費用負担を定めている。

 旧国鉄が高架になるので,
富山駅を発着する富山地方鉄道も高架にする,
という, ただ見栄えを良くするため,
だけではなく, 「高架下の活用による受益が期待できる」
ということから, 鉄道授業社の費用負担が,
高めになっている, ということのようです。

> この要綱に基づけば,
> 富山地鉄が全体の7%を負担し,
> 残りの93%を国と県, 富山市で支払うことになる。

 ううん, 7%って, たくさん支援を受けているような気がします。
しかし,

> ただ, この区間にはもともと踏切がなく,
> 管理費の削減効果は乏しい。
> 新幹線やあいの風の駅と違い,
> 工事区間はビルに囲まれ,
> 奥まったエリアにあるため,
> 高架下を活用した収入確保も難しい。
> 富山地鉄としては負担を極力減らしたいのが本音だ。

 なのだそうです。
それって, 工夫次第でいろんなことができるような気もするのですが,
富山地方鉄道としては, 収入確保自体が困難なので,
だから, 自分の都合とは関係がない高架に金を出したくない,
ということのようです。

> 県と富山市, 富山地鉄は実務レベルでの話し合いを重ねている。
> 他県の施工例も調査し,
> 鉄道事業者の負担軽減や高架下の有効活用につながる方法を
> 検討している。

 いつも思うのですが,
事前にそのような調査はしていなかったのでしょうかね?
富山地方鉄道が, 大いに儲かっていれば,
「負担を極力減らしたい」とはならなかったのでしょうけれど...。
都心部への車乗り入れを大きく制限し,
公共交通機関を拡充させることと絡めさせれば,
何かできそうな気がするのですがね, ...。

 ともあれ, 富山駅の「完成」は, 当分ない, ということのようです。

[1] http://webun.jp/item/7463039


この文章を作成したのは5/20で,
公開日が5/21にしたのですが,
送信時に, 作成した時刻のままでしたので,
公開日時を改めます。