おきゅうぼうやの日記 Okyuu Booya's Diary

　'13/09/02のブログで,
東京がオリンピック招致運動をしていることに対して,
意見を書きました。[1]
私は全く興味がなかったので知らなかったのですが,
今朝('13/09/08), 2020年に,
東京で開催されることが決まったということです。[2]

　悲しくて悲しくて仕方がありません。
　私はインターネットを通じての画像と文章と,
瓦礫処理問題を通じてしか東日本の状況を知りませんが,
少なくとも,
2011年3月11日の震災前に戻っているとは言えないはずです。
仮設住宅での生活, 放射能の拡散による,
地球環境の破壊, 人間関係の崩壊等々,
問題は全く解決していないと言って良いでしょう。
放射能汚染水については, 垂れ流しをしている状況のようです。[3]
つまり, 問題は改善していない処か,
ますます悪化していると言うことです。
そのようなことを理解して,
それでもオリンピックの開催に向けた行動している人は,
恐らくは会話が成り立たない人達でしょうが,
これらの事実を知らないという人がいらしたとしたなら,
どうか現実をお知り下さり,
皆様が信じるように行動されることを願います。
もしかしたら, 2020年迄に,
仮設住宅にお住まいの方は,
ずっと良い環境のお住まいに移られているかも知れませんが,
90ストロンチウム(半減期28年位)は, 骨に入ったら,
長い時間蓄積されるので, 長期の内部被曝を起こすのですから[3],
福島の原子力発電所周辺は,
居住不可能, つまり, 元の状態に戻ることは不可能です。
「除染」が可能なら, もう終わっているのではないですか?
未だに放射能が飛んでくるのですから,
一時除染できたとしても, 今後も続ける必要があります。
そのようなことをするお金があるのですか?
ないから, 復興できずにだらだらしているのではないのですか?
7-8年後に, 自然に浄化されるのならば,
旧ソビエト連邦のチェルノブィリ原子力発電所周辺はどうでしょうか。
あれからそろそろ30年経ちます。[4]
オリンピック開催のために行動されている方からすれば,
チェルノブィリは, もう安心して住める事になるのでしょう。
本当にそうですか?
インターネットで検索したら, たくさん情報が出てきます。
また, チェルノブィリ原子力発電所は,
応急措置の「石棺」を造りましが,
日本のは, 未だに野ざらしです。
日本のどこが安全なのですか?
チェルノブィリよりも酷い状況ではないのでしょうか?

　どうか, 生存環境を考えたら,
4年に1度, オリンピックを開催するゆとりや暇が日本だけでなく,
世界のどこにもないことに,
多くの方々が気付かれることを祈ります。

[1] http://okyuubooya.asablo.jp/blog/2013/09/02/6969632
[2] http://www.olympic.org/news/ioc-selects-tokyo-as-host-of-2020-summer-olympic-games/208784
[3] http://gendai.net/articles/view/syakai/144425
民主党の馬淵澄夫氏は, 自由民主党と比べたら,
技術を理解する人としては, ずっとまともそうです。
もっとも, 民主党は,
一貫して日本を破壊する行動をとってきた自由民主党とは異なり,
最初は日本を良くすると言っておきながら,
鳩山氏失脚以降, 自由民主党と同様に,
日本を破壊する, 裏切った政党ですので,
立ち直ることは不可能と思います。
[4] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A6%E3%83%A0
http://www.nkbc.jp/nkbcweb/business/page_10.html