米の腐敗実験(2度目)2011年06月09日 21:29

 木村秋則自然栽培実践塾でも, 氏の著書でも,
作物の腐敗実験について触れられています。
「実験」とありますが, やることはとても簡単で,
透明容器(だと, 変化の様子が見られる)に,
野菜なり米なりを入れ, 水でそれらが浸る様にし,
薄膜で蓋をし, 蓋に小さな穴を開けておき,
それを放置して, 変化を見るというものです。

 木村秋則氏は, 自身の自然栽培で育てられた
りんごや野菜, 米について, この腐敗実験をやり,
腐敗せずに, 水分が抜けていったということでした。
また, 同じ事を, 市販されている作物でやってみたところ,
腐敗があまり進まない物,
とても進む物があることがわかったということです。
そして, 実践塾塾生に対して,
腐敗実験で, 腐敗が進まない作物を育てよう,
と呼びかけております。

 私は未だ自分で自然栽培した物がない状況です。
あと半月位で, 馬鈴薯(じゃがいも)が収穫できそうですので,
収穫したら, 自分で育てた馬鈴薯と,
市販の, 多分農薬や肥料が加えられている馬鈴薯で,
腐敗実験をやってみるつもりです。

 自分が栽培した物ではありませんが,
インターネットで,
木村秋則氏自然栽培に合わせて育てた米が売られていたので,
それと, 富山市内で栽培された某米について,
腐敗実験をやってみました。
3月にもやっていたのですが,
その時と比べると, 今は気温がとても高いです。
3月には半月位かかった腐敗が, 僅か数日で起こってしまいました。
これまでの所, 自然栽培の米からは, 異臭はするのですが弱く,
富山市の某米からは, とんでもない悪臭がしています。
昨日は, あまりにも臭かったので,
とりほがtwitterにそのことを書いてしまっていました(^^;。
昨日のうちにそれらを物干し場へ移動しました。
今日は, やはり, 某米は臭いままでした。
また, 米は, 某米が入った水は薄い茶褐色になっているのに対して,
自然栽培米は, 薄い黄色になっていました。

 この様な変化は, 大気中に存在する,
硝酸を好むバクテリアがやってくると臭くなるのに対して,
やってこないと, 臭くなりにくい, ということのようなのですが
(間違っていたらごめんなさい),
その辺りの生化学を, 私は未だ理解していません。
これからの勉強課題の1つのようです。
私の理解はともかく, 自然栽培米出ない米は, 食べたくないですね。