おきゅうぼうやの日記 Okyuu Booya's Diary

　北陸電力志賀原子力発電所の雨水6トン以上の
建屋への流れ込みと, 非常用電源に水が行きそうだった, という問題。
原子力規制庁から言われて,
自分たちのやっていることの危険性に気付かされた,
ということのようで,
北陸電力の理解力が
全く持って足らないことが改めて知られたのですが,
富山県は, この会社に特に何もしていません。
NHK富山放送局[1]によれば,

> 原子炉の運転担当者が直接現場を見て確認することを怠ったために
> 雨水が広がったことなどを中間報告にまとめ,
> 富山県などに説明しました。

とあるのですが, これが原子力発電所を扱う組織の人がやること?
このことだけでも, 北陸電力に原子力を扱わせる資格はないでしょう。
まあ, 北陸電力に限らず,
世界中のどの組織でも, 商業用発電所のような大型施設では,
誰も制御はできないとは思いますが。

> 報告書では, 当時, 「トレンチ」と呼ばれる
> 地下トンネルの水位の異常を知らせる警報が鳴ったにもかかわらず,
> 原子炉の運転担当者がトレンチのふたが重いとして
> 直接現場を見て確認することを怠り,
> 上司もそれ以上の確認を求めなかったとしています。

合いた口が塞がらないですよね。
蓋が重いから蓋を開けなかった...。
上司も上司です。

　思うのです。なぜこんな理解力が足りない組織に,
富山県や石川県は, 原子力発電所の廃炉を求めないのでしょうか?
私は, 北陸電力は現内閣総理大臣と同様,
理解力が足りないので, 仕方がないと思うのです。
そのような人や組織に任せている県民, 国民に,
大いに問題があると思うのです。

　再選された富山県知事は, この人の後援会に,
北陸電力の社長だった人他がいます。
北陸電力を責めることができないのでしょう。
だからこんな「他人事」の人を
再選させるべきではなかったと思うのですが, ...。

[1] http://www.nhk.or.jp/lnews/toyama/3063915531.html?t=1477666999880