おきゅうぼうやの日記 Okyuu Booya's Diary

　私は, 高等教育機関での教員生活が長いため,
言うことを聞かない児童・生徒とどう接すればよいのか悩んだことは
ありませんでした。
学生が, 正当な理由がなく言うことを聞かなかった時には,
容赦なく, 教室退室を命じました。
相手が学生だからできることでしょう。
しかし, 今やっているアルバイトには,
学生ではなく, 生徒を相手にしている教育活動もあります。
さて, どうしたものやら。
塾の類であれば, そのような塾生は迷惑であると,
保護者に言えば済むことでしょう。
しかし, 学校となると, そう言うわけにはいかなくなるでしょう。
始業時刻になってもやってこない生徒,
授業中に携帯電話が鳴る生徒,
授業中に退出してしまう生徒,
これ迄そのような生徒を見たことがない私には,
そのような生徒を見るのは, 大変衝撃です。
非常勤ですから, 怒鳴りつけるわけにもいかず,
保護者を呼び出すわけにも行かず, ...。

　そんな生徒は,
そこ迄して何故授業を受けているのかなあ,
無理に授業を受けないで, やりたいことをやれば良いのに,
と思うのです。同時に, 教える側としては,
そのような生徒に教えたいという気持ちは薄らがざるを得ません。
生徒達の生い立ちやら家庭環境が影響しているのでしょうが,
義務教育ではない学校にいる以上,
授業に出席することがどのような意味なのかを,
分かって欲しいなあと思うのです。

　高等学校の教員免許を持っていますが,
非常勤講師として採用されることを目指して
履歴書を県教育委員会に送らない[1]のは,
そのような環境にある自分を想像したくないからでしょう。

[1] http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/3001/kj00001670.html