英語は, 高等学校以降で学んだ方が良いように思えている今日この頃。2014年11月29日 20:52

 今やっているいくつかのアルバイトは,
どれも英語の教育も関わる仕事です。
英語は専門ではないので, 以下は怪しいことを書いているかも知れません。

 英語の主語は「〜が」, 「〜は」に相当する語である,
そして, 主語は文頭に来るのが約束, と教えた後で,
「私はケーキが好きだ」
という日本語を英語に訳そう,
という段階になると,
主語も目的語も「〜は」と「〜が」なので,
I cakes like.
あるいは,
Cakes I like.
となってしまうことになり, 英語の教育は難しいと気付かされます(;_;)。
このような主語と動詞についてを,
どううまくどう説明すれば良いのか,
という問題にぶつかると, 困ってしまいます(^^;。
日本語の「〜は」や「〜が」は主語,
日本語の「〜です」はbe動詞と置き換える, という教育を,
自分が中学生の時に受けた記憶があるのですが,
それに従うと,
「私は走ることが好きです。」を,
I am like run.
やら,
Run I am like.
やら,
Run I like am.
とか書いてしまいそうです。
「走ること」は, 「〜こと」なのだから,
動詞ではないのでrunをrunningという動名詞に置き換える,
という辺りまでは中学生も分かるような気がしますが,
be動詞 = 「です」
と覚えてしまうと, 「好きです」が,
"like be動詞", あるいは, "be動詞 like"
となってしまいます。

 be動詞の意味を, Longman Active Study Dictionaryで調べると,

1)
used
to give or ask information about someone or something,
or
to describe them
2)
to behave in a particular way
3)
used to give your opinion about something

とあります。訳してみると,
1) 誰かあるいは何かに関する情報を与える, あるいは尋ねる
2) 普段とは違う, 変わった振る舞いをする
3) 何かについて, あなたの意見を与える時に使う
となります。
例文とその私の訳は,
1) I'm hungry. 私 = 空腹。Her name's Sally. 彼女の名はSally.
Tom will be three next week. Tomは来週3歳になる。
Where are my keys? 私の鍵はどこかな。
2) He was just being silly.
彼は普段と違って, 馬鹿を演じているだけだった。
3) That's good. それは(私の判断では)良いことだ。
となります。どこにもbe動詞 = 「です」はありません。
1)の, 情報を与える, と言う意味が近いので,
be = 主語はbe動詞以降である,
とすれば良さそうです。
ただ, そのような訳だと, 中学生には難しいかも知れません。
I am a pupil.
「私とは, 生徒である。」, 「私」 = 「生徒」
be動詞の意味の理解が困難なら,
英語教育は, 日本語で物事を深く考えられるようになる,
高等学校以降に始めたらどうでしょうか?
でないと, 正しく理解しない状態で中学を過ごして,
誤った理解のままで, 高等学校で文法を学ぶことになります。
ということで, 提案です。
英語を中学校で教えるのであれば,
教える内容は, 文法ではなく,
会話に徹底して(あとは綴りと簡単な作文)しまうのです。
まあ, それをするには,
中学校の英語教育が必要な気がします(^^;。

 今の中学校の英語教育で,
be動詞 = 「〜です」
と教えていないことを祈りたいのですが,
つい先日, アルバイト先で,
どうも今の中学校でも, そのような教育をしているらしいことがわかり,
困ったなあ, と思っているところです(;_;)。

 日本で生活していると, 英語漬けになる環境を作るのはほぼ無理でしょう。
なので, 学校現場に導入すると, どうしても,
生活から離れた英語を学ばざるを得なくなります。
それでは意味がありません。
なので, 英語教育は,
中学では, ネイティブスピーカーとの会話のみとするか,
全くしないようにして,
高等学校から徹底して学ぶと良いかと思います。
義務教育ですることではないと私は思います。
小学校で英語教育が始まるって, 本当なんですかね?
英語圏生活者や, 日本国内の英語教育の学校で学んでいるのならともかく,
英語漬けの環境にはない日本国内では,
不可能です。小学校での英語教育を提案した人は,
一体どのような人なのでしょうかね?
「ゆとり教育」を導入した「犯罪者」も処罰すべきと思いますが,
英語教育の小学校導入を提案した人も,
処罰されるに相当することを言っているように思います。
英語教育よりも, 農業をしてもらう方が良いと思います。
食べ物と自然との関わりを学ぶ方が,
英語を学ぶよりもずっとずっと大事ですから。

 と, あれれ, この日記を書き始めた時に
書こうとした事とは, 全然違うことを書いている自分に
気が付きました(^^;。

コメント

_ ルチア ― 2014年12月01日 16:04

英語に関わるお仕事をなさっていらっしゃるのですね。英語と聞いただけで、鳥肌がたつ私です。小学校三年生から英語をという話が出ている様ですが、日本語もたくさん覚えないといけない子供達、頭の柔らかいうちに、英語も早く小学校から勉強を始めた方がいいのか、息子が小学生の時、先生方も親も悩みました。私が小学生の時は、高学年になってから英語になれるために、ローマ字を書かされたのを覚えています。英語教育に役にたつのかなと思って書いていました。

_ おきゅうぼうや ― 2014年12月02日 21:38

 ルチアさん, コメントをありがとうございます。

 本当の専門ではない英語も使わないと,
生きていけない状況なのです。
なので, 英語のプロを望んでいるかも知れない相手には,
申し訳ない気持ちを抱えての仕事になっています。

 英語教育の目的が何なのかによって,
何をすべきなのかが変わってくるかと思いますが,
英語を聞き取れるようにするのが目的なら,
個人差が大きすぎることと,
日常的に普段から
英語を聞かなければならないことを考えると,
今の日本では意味がないことと思います。

 会話ができなくても英語で意思伝達をしよう,
ということであれば, その必要がある人なら,
年齢に関係なく, 習得していくはずです。
そして, 実は, 意思疎通が必要なら,
年齢が過ぎても外国語の音に耳をならそうと
必死になります。
下手な発音でも通じれば良いので,
何とでもなります。
(私の経験(^^;)
なので, 私は高等学校からでも問題はないと考えるのです。

 英語の教育に時間を割かれる分,
日本語の理解力が下がる可能性は大きいでしょう。
ローマ字は, 英語とは関係なく,
日本語の表記法の1つなので,
本来徹底して教えるべきと思うのですが,
文部科学省はそこは不徹底なので,
訓令式とヘボン式と,
どちらでもない勝手なローマ字規則があります。
英語の前にローマ字教育を徹底して,
できれば訓令式に統一して日本語を表記できるように
して欲しい物です。

 コメントをありがとうございました。
またお越し下さい。

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